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2021年5月

2021年5月23日 (日)

NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」

 日々世界で深刻化している食糧危機が取り上げれられていた。

 日本でも家畜用の飼料として穀類が大量に輸入されている。その飼料によって安価に育てられた肉類を消費することによって日本人は輸出元の資源を日々食いつぶしている。その結果としてその地に住む人々の生活を脅かし、回りまわって近い将来に私たちの上にもにも危機として降りかかってくることになる。

 そのうえ、国内での食品ロスも深刻だ。過剰な欲望が24時間営業のコンビニや長時間営業の大型スーパーを生み出し、そうした「便利な」システムが大量の食品ロスを招いている。

 で、その番組で示された一つの回答が食糧危機を回避していくための食生活。スウェーデンの「EAT財団」が提唱している。

 具体的な1日の一人当たりの摂取量では

  • ナッツ類:50グラム
  • 魚類:28グラム
  • 卵:13グラム(約1個+少々)
  • 肉類:赤身肉を14グラム、鶏肉などの白身肉を29グラム
  • 炭水化物:米、小麦、トウモロコシ、大麦などを232グラム、でんぷん質の野菜を50グラム
  • 乳製品:250グラム(牛乳をグラス1杯分)
  • 野菜:300グラム(3~4皿分)
  • 果物:200グラム(2.5皿分)
  • 砂糖:31グラム
  • 不飽和脂肪酸を含む油(オリーブ油):50グラム

 肉類では1週間に換算しても豚肉98g、鶏肉203gなので、カツ丼1食と親子丼2食で終了。

 今の私たちの食生活では考えられない水準なのだが、現在の食生活をこれからも続けてくことができない事を示している。

 冷蔵庫もテレビもない子供時代を過ごした世代としてはあの頃に戻れば良いだけと理解した。大豆タンパクや魚の干物をおかずにご飯をよく食べて大きくなったのだから・・・。

 農村での暮らしにはカツ丼なんてものにも、まるっきり縁がなかった。鶏卵でさえ結構な貴重品だったぐらいだ。ただし、そうした経験があることと、生活を昔に戻せるかは別問題なのだが・・・。

 今現在の現実世界においてにさえ、生存に必要なカロリーが不足し飢餓線上にある人は世界で9億人以上とのことだ。「肉だ魚だ」とか言う前に、必要なカロリーさえ摂取することができていれば、まだ恵まれた階層にいると言うことになる。

 国連世界食糧計画からの情報はこちら

2021年5月 8日 (土)

部屋の定在波対策を行った。

 四角い部屋には定在波が発生して音響特性に悪影響を及ぼすことは知っていた。特に重低音は波長が長いので問題が大きくなる。自室でも、数十ヘルツのテスト音を再生しながら部屋の中を移動してみると場所によって聞こえ方が全く違ってくる。ほとんど音圧が感じられなかったり、反対にボワボワと盛大に響くだけで音がぼやけてしまったり。

 そうした定在波に対策を施すのは大掛かりなことになってしまうので無理だと思っていたのだが、あるYoutubeの動画を見つけた。その動画は実験を行ったうえで、きちんとデータを示しているので説得力がある。それによると、ポイントを押さえた対策を行えば、それほど大掛かりでなくてもかなりの効果が期待できるとのことだ。

 さっそく自室にも対策してみた。やったことと言えば、定在波が集中する部屋のコーナーに吸音材を配置しただけ。普段は使わない化繊系のスリーピングバッグ二つを積み上げその前に目隠しを兼ねてキャンプ用のマットレスを立てかけた。新たな出費は当然ゼロ。

 対策後にテスト用の低音を出して部屋の中を移動してみると、コーナーでの低音のボワつきが減って、全体としても音の明瞭度が上がった。Youtubeは勉強にもなる。

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参考にした動画はこちら

2021年5月 7日 (金)

クロアチア行のチケットを払い戻し

 昨年の6月にクロアチアへ旅行する計画だったのだが、コロナ禍でフライトキャンセルになってしまった。予約した時には思いもしなかった事態だ。発券より2年以内ならヨーロッパ内の好きな都市へのフライトに変更できるのだが、今に至るもそんな目途は立たない。

 そこでようやくのことだが、エミレーツ航空に対して払い戻しのリクエストを行った。フォームの中身を解読しながら必要なところにチェックを入れ、チケット番号や名前を入力して、なんとかリクエストは完了した。できるだけ早く対応しますとの返事は来たのだが・・・。

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追記)

5月7日に行った払い戻しリクエストに14日になって返事が来た。払い戻し金額の明細も示されていて、購入金額の全額をクレジットカード口座に払い戻すとのことだ。実際の入金まではもう少しかかるのだが、思っていたより早い返事だった。

2021年5月 2日 (日)

令和のインパール作戦

 東京オリンピック開催に突き進む様子を太平洋戦争での「インパール作戦」に例える説が一部にあるようだ。

 「インパール戦」は戦闘に勝利する戦略的、物質的な条件を無視し、「為せば成る」との精神論に立脚して兵士の命を消耗品のように扱い、悲惨な大敗を招くことになった。

 東京オリンピックに関する最近の報道を見ていると、両者が似通っているという指摘はあながち的外れではないという気になってくる。曰く「500人の看護師を無給で確保せよ。」、ワクチンの具体的な供給量も示さないままに「7月中に高齢者への接種を完了せよ。」と。

 極めつけは表には到底出せない聖火リレーの映像。これって関係者は真顔でやっているのだろうか?滑稽の極みとしか言いようがない。

 聖火リレー動画のリンクはこちら

 インパール戦とはこちら

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