クリストファー・ノーラン監督映画 "TENET”
この人の映画では時間軸を逆行して過去に遡っていく"メメント”で驚いたけど、今度の"TENET”は逆行しながらも時間は前へ進んだり、はたまた正逆同時進行だったりで「なんなのだこの映画は」と頭が混乱。
整理できないまま見続けたのだが、「なんだかすごいことをやっている」というのだけはわかって、最後まで画面に集中できた。
よくこんな映像を作り上げたものだ。しかも脚本までも監督本人のオリジナル。"ダンケルク”の映像も凝りに凝ってすごかったが、物量投入の力技という感もあった。この作品の映像、力技もあるがそれ以上の合わせ技だ。私などの理解を超えている。新境地をひらいた問題作であるのは間違いない。
2010年の"インセプション”は説明的セリフが多すぎて冒頭早々にギブアップしたのだけど、もう一度見てみる気になった。
余談だが、主役のジョン・デビッド・ワシントンはデンゼル・ワシントンの息子なんだね。
追記)インセプションをもう一度見てみたのだが、冒頭にヘンテコな日本のセットが登場し、メイク過剰な渡辺謙の顔がアップになった時点でだめになり、二度目も早々にギブアップした。
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