またまた買い物、ヘッドフォンアンプを購入
先月に購入した小型のDAC(デジタル/アナログコンバーター)だが、PCのサウンドチップが原因で本来の性能が出し切れないことが判明した。今のPC環境ではUSB経由でデジタル音声データを取り出す方が良い結果が得られるとの結論になった。
そこでまたしても買い物、今度はちょっと本格的なUSB-DAC機能を持つヘッドフォンアンプだ。こうした機器は上を見れば切りがなく、SONYの最上位機は20数万円もする。
今回買ったのはAmulechという新潟の小さなメーカーの製品、型番はAL-9628D。“無線と実験”というマニアックな雑誌で高評価を受けていて、お値段は本体が14,500円、送料が600円。
届いたものを開封してみるとハイ・アマチュアが趣味で自作したようなボディーで、質感はあまり高くないのだが、さっぱりしていて悪い感じはしない。外観より中身で勝負なのだろう。ネット上のレビューを見てみると、値段が何倍もするような高級機に負けない音がするとの評価もちらほら。
そんな高級機と比べた場合の音質の違いは私には分からないだろうけど、とりあえずPCに接続して、アナログ出力をデジタルアンプに入れ、卓上のスピーカーで音を出してみた。前回のテストに使ったカヤグムの演奏を再生してみると、アタック音が生々しくなり、ダイナミックレンジが広がる。弱音時に音が減衰していく余韻が心地よい。
ヘッドフォンではちょっと低音が薄い感じがするのだが、それがニュートラルなバランスなんだろうな。
再生ソフトのfoobar2000でMP3やWMAの曲を倍の88.2Khzにアップサンプリングするように設定している。アップサンプリングさせたところで音の違いが分かるはずもないのだが、せっかくの機能なので。
このDACの導入でヘッドフォンの出番が増えそうだ。あまり使っていないオーディオテクニカのATH-A900を引っ張りだして修理した。ハウジングを支えるアームが折れてしまっているのをアルミテープで再補強。これで当分使えそうだ。
追記:
FostexのPC100USBと比較してみた。使用したヘッドフォンはオーディオテクニカのATH-A900。
9628Dの方が低音が薄いと感じたのは低音が締まっているからだと判明、PC100USB の低音は量感は少し上なのだが、輪郭があいまいでぼやけている。中高域についても9628Dの方はボリュームを上げても歪感が出てこなくすっきりとしている。両者の価格差は3倍なので当然なのだけど。
これまでヘッドフォンはあまり使わなかったのだが、がぜん楽しくなってきた。
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