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2019年4月

2019年4月26日 (金)

メインPCにもWindows10を導入

 デュアルコア1.2GHzの非力なノートPCでもWindows10がそこそこに動くことがわかったので、デスクトップPCを新規に組み立てることから方針転換し、現行デスクトップPCのOSだけをWindows10に入れ替えすることにした。Windows10の代わりにOSをUbuntuにすれば必要な経費はゼロになるのだが、Windowsで使い慣れているソフトのほとんどがUbuntuには対応していないので選択肢から外れた。

 10に移行するといっても、Windows7でないと動かないソフトがあるのでWindows7の環境を残しつつ、そこに新たにWindows10をインストールすることにした。そうすれば7と10のどちらかを必要に応じてブートできるようになる。

 まず必要なのがWindows10のライセンスだ。近い将来に新しくPCを組み直す際にも使えるようにフルライセンス版を購入した。15,422円とちょっと高い。次に必要なのはインストール先のストレージ。容量240GのSSDを新たに購入し、PCに組み込んで、そこにWin10をインストールした。30分程で実に簡単にインストールが完了、ドライバーもすべて自動で当たって、問題なく起動し快適に動く。

 そこまではよかったのだが、苦労したのがメールの移行。ソフトをLiveメールからThunderbirdに乗り換えて、そこに以前のメールを取り込み、各種設定を整えるのに結構な時間が掛かってしまった。その後は順調。起動はWin7と比べると確実に早くなったものの、普段の作業での使用感はWin7とほぼ同等だ。

 YouTubeのHD動画を再生してみると、1920×1080@24fpsの動画はスムーズに再生できるのだが、同じ解像度を持つ動画でも60fpsになると盛大にフレーム落ちしてまともに再生できない。60fpsで配信される動画は多くはないし、解像度を720Pに落とせばフレーム落ちはなくなるので実用上の問題はあまりないのだが、CPUが非力なのは否めない。

Flamerate_2 

メインPCの構成は

CPU:Core2Duo E8400(3.0Ghz)、Mem:6G、MB:ASUS P5K

調べてみると数年前のロー・エンド(安物)ノートPCぐらいの性能はあるようだ。

2019年4月24日 (水)

ラテン・シンガー “Susana Baca”

 ペルーの人でもう結構なお年らしい。枯れた感じの歌声がとても素敵だ。バックの演奏もなかなかに良いね。

 ペルーの音楽といえばフォルクローレぐらいしか思い浮かばなかったのだが、音楽文化はラテン・アメリカ共通なのだね。
 こういう人に巡り合えるのはYouTubeのおかげだ。MTVが出現するはるか以前のことになるが、その頃はこういう音楽映像に出会えることはまずなかった。唯一出会えたのは来日したミュージシャンのスタジオライブを放映していたNHKの番組でのこと。その放映を楽しみにしていて欠かさずに見ていた。家庭用のビデオレコーダーもまだなかった時代だ。

 放映された映像で鮮明に覚えているのが、ゴスペルの大歌手“マヘリア・ジャクソン”のお姿だ。彼女は1972年1月に60才で亡くなっている。

 調べてみると彼女は1971年4月に来日している。私の記憶にあるのはその時収録されたスタジオライブだと思われる。

2019年4月17日 (水)

ノートPCにWindows10をインストール

 ACER aspire1410という小型ノートPCを持っている。2009年に発売されたものでCPUが非力なのだが1.38Kgと軽く、以前は出張や旅行用に重宝していた。その後タブレットを導入したことによりすっかり出番が減ってしまっていた。OSWindows7なので7のサポートが切れることになる来年1月以降はこれといった使い道が思い浮かばない。

 ゴミにしてしまうのももったいないのでネットで調べてみたところ、「Windows10に移行してもちゃんと動いている」との情報を見つけた。Windows10 は触ったことがないのでその練習用にOSWin10に入れ替えてみることにした。Win7からWin10への無償アップグレードは期間限定のはずだったのだがいまだに続いている。

 マイクロソフトからツールをダウンロードしてアップグレードを実行させてみた。だが、途中でエラーが出て作業が停止してしまう。エラー表示を調べてみると、どうもドライブの空き容量が不足しているようだ。気を取り直して今度はUSBメモリーにインストールメディアを作成し、そのUSBから起動してアップグレードさせてみた。今度はうまくいって無事アップグレードを完了させることができた。ドライバーも自動で当たっているようでWiFiもブルートゥースも問題なく動く。

 Win10をインストールして問題ないことがわかったので、今度はWin10をクリーンインストールすることにした。Win7への上書きアップグレードにより容量が64GしかないSSDを圧迫してしまうことになったし、Win7時代の古いゴミファイルを残したままにしておくのはなにかとよろしくない。

 ネットで情報を収集したところ、クリーンインストールする前にマイクロソフトのアカウントにWin10にアップグレードさせたPCを登録する必要があるとのことだ。そうしないとライセンスが引き継がれない。その作業を完了させ、USBメモリーからツールをブートして今度は新規インストールを選択。アップグレードさせた時とは違って作業進行が早い、1時間もせずにインストール作業が完了した。

 まっさらのOSはやはり気分が良い、快適とは言えないが動作もまずまず。デュアルコアとは言え1.2GHzのCPUでまともに動くとは意外だった。その後に必要なソフトをいくつかインストールさせたところ、SSDの容量64Gのうち23Gぐらいを消費した。まだ半分以上の余裕が残っているので当分このままで大丈夫だ。

 Win10を動かしてみるとWin7に似ているようで違う。知らなかったけどWin10はデフォルトでクラウドサービスが有効になっていて、PCに置いてあるファイルを勝手に同期させるのだね。とりあえず解除しておいた。

 個人情報を一つの会社に握られてしまうのは好ましくないので、OS、検索エンジン、クラウドサービス、ブラウザーはそれぞれ別系統のものを使っている。スマホは未だに持っていないので私の位置情報はまだ把握されていない。

 Dscn1829

クリーンインストールについて参考にしたサイトはこちら

2019年4月 8日 (月)

米ドラマ“All The Way”

 ジョンソン大統領の名前は子供の頃の記憶として残ってはいるのだが前任のケネディーと後任のニクソンがあまりにも有名で、その途中のジョンソンの印象はほとんどない。しいて言えば北爆を開始してベトナム戦争を拡大した人物というマイナスのイメージしか浮かんでこない。

 アメリカのケーブル局であるHBOがこのジョンソンを主人公にして2016年に公開したのが“All The Way”というTVドラマ。日本人にとっては地味すぎるので観た人はほとんどいないであろうけど、私にとっては大収穫の政治ドラマだった。

 主役を張るブライアン・クランストン(代表作:ブレイキング・バッド)の演技がとんでもないレベルだ。完全に役になりきってしまっていて、ただただ驚愕するのみ。無駄なシーンが1つもなく、コンパクトにまとめられたストーリー展開も秀逸。とりわけ冒頭のケネディー暗殺によって自身が大統領に昇格するまでの間を簡潔に描き尽くしているのには感心した。

 本題はジョンソンが公民権法案を成立させるまでの話なのだけど、その裏舞台の描写が生々しい。脅し、駆け引き、懐柔、盗聴となんでもありだ。公民権法案は普遍的な倫理観に基づいた法案なのだが、成立させるためには汚い手も躊躇なく使う。そうした政治のリアルさが文字通りリアルに描かれる。これを観ると評判をとった「ハウス・オブ・カード」が嘘っぱちだらけのB級ドラマに思えてくる。

 劇の終盤、ジョンソンが若い頃に貧乏教師をしていた思い出を語るのがとても印象的だ。ジョンソンって人物は俗にまみれてはいるが、一本筋の通ったなかなかの人だったのだと思えてくる。

 公民権法といえばマーティン・ルーサー・キングがもう1人の主役のはずなのだが、このドラマでは役者の格が違いすぎて勝負になっていない。まあ、ハンフリー副大統領も、フーバーFBI長官も、マクナマラ国防長官も、主役級の面々が軒並みジョンソンの引き立て役にされているのだけどね。

 ドラマの公式サイトはこちら

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