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2014年1月

2014年1月27日 (月)

” Mileage Plus”で特典旅行を駆け込み手配

もう久しくユナイテッド航空には乗っていないのだが、マイルだけは"Mileage Plus"でぼちぼちと貯めてきた。

タイ航空やシンガポール航空など、近隣の優良航空会社がユナイテッド航空と同じスター・アライアンスに加盟しているので、ユナイテッド航空に乗らなくてもマイルが貯めやすいし、アジア方面の特典旅行も非常に利用しやすい。

この特典旅行の利用条件はこれまでに何度も変更されてきたのだが、昨年暮れにもユナイテッド航空から改定お知らせのメールが届いた。

それによると今回の改定は日本在住のメンバーにとっては大幅な改悪になっている。

一番大きいのが東南アジア方面への特典旅行に必要なマイルがどーんと増えてしまったこと。エコノミーで往復3万マイルだったのだが、4.5万マイルと50%も増えてしまった。

貯めていたマイル価値が大幅に低下することになるので、改定前に使ってしまうことにした。改定は2月1日からなので、今月中にエアーチケットを確保してしまえば良い。

連れ合いと相談したところ、ベトナムに行ってみたいとのリクエストがあり、ユナイテッドのホームページから空席状況を検索してみた。

改定直前になってあがいても望み薄だろうと思っていたのだが、やってみるものだ。すんなりと希望の日にちでベトナムへのチケット2名分が取れた。搭乗日は7月上旬だ。

チケット発券には必要マイル以外に税金や手数料で2名分108.2ドルがかかった。以前にはマイル以外は完全無料だったが、まあこれは仕方ない。いまや燃料特別加算を払わなければいけないマイレッジプログラムもあるらしい。

ルートは往路がタイ航空で関空→バンコク→ハノイ、帰路はアシアナ航空でハノイ→ソウル→関空だ。乗り換えの待ち時間も少なくて、我ながらうまくいった。

全日空で羽田→ハノイの直行便も空いていたので、関東在住の人はお早くどうぞ。

2014年1月23日 (木)

RIMOWA(リモワ)を自分で修理

RIMOWAはドイツのスーツケースメーカーで、アルミ合金製のものが有名だ。

わが家ではアルミ合金製のものは高くて手が出ないので、ポリカーボネート製のものを中型小型あわせて3個保有している。ポリカ製のものは軽くて実用的なのでなかなか重宝している。

ところが出張が度々あるわけでもなく、使用頻度はせいぜい年数回なのにもかかわらず、これまでに結構故障している。

最初に発生したハンドルの固定不良は購入した店に持ち込んで有償修理となり1万数千円の修理代がかかった。

次に荷物をケース内で固定させるベルトがほつれて取れそうになり、テント修理用のごっつい糸と針を使って自分で縫い付け直した。

今回またハンドルの固定不良が発生、故障したやつは機内持ち込み可能なキャビントローリー。症状としてはハンドルを格納してもスムーズに固定できず、何度か押し込むとなんとか片方だけはロックできるいうものだ。

メールで写真を添付して修理業者に見積もりしてもらったところ、ハンドル取替えで14,000円との回答が戻ってきた。

「それはちょっと痛いよな。」とネットで情報検索したところ自分で修理している人がいる。
そのページはこちら

故障の症状が私のとはちょっと違うのだが、何とかなるだろうと分解を開始。必要な工具は”トルクスレンチ”、約400円也。ちょっと特殊なので大型店でないと置いていない。Dscn6246

まずは先ほどのネット情報を参考にハンドル部分を本体から外してみる。
内側上部にあるネジ(赤丸)を左右2本外す。

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続いて、ハンドルを本体下部に固定しているネジを外す。ネジを回すのは本体の外側から。

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ハンドル部分が取り出せた。

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取り外したハンドル部分を押したり引いたりして動作を確認したところ、ハンドルシャフトパイプを取り付け部(上の写真赤丸部分)に押し込んでやるとうまく動作することが判明した。

どうも内側のハンドルシャフトのポッチ位置と外側のパイプの穴の位置が微妙にずれてしまっていて、パイプを取り付け部に押し込むことによってそれが修正できたようだ。

きちんと穴から飛び出してロックできるようになった樹脂製のポッチ。
それまでは左右二つあるパイプ部のうち片側一本の方しか飛び出さなかった。

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そのまま元に組みなおしたところ、ちゃんと正常動作する。
ハンドル部の分解までせずに簡単に直った。
※組み直すのにネジを締めつけ過ぎるとバカになるので注意

結構な重量になるスーツケースを取り回す役割のハンドル部分が故障しやすいのは理解できるのだが、修理代が高すぎるのはいかがなものか。ドイツ人もこんな高い修理代を払っているのだろうか?

高いのが仕方ないとすれば、パソコンでいえば旧IBMのように図面をちゃんと開示して、一般消費者が自分で修理できるようにしてもらいたいものだ。

もっとも、国内正規代理店経由のものを購入すると5年保証がつくようになったらしい。これも世界共通保証にすればブランド価値が高まると思うのだが。

2014年1月21日 (火)

中華前菜「酔鶏」を作ってみた

アジア各国の料理はどれも好きなのだが、現地へ出かけていくと鶏肉を使った料理が日本と比べてとても美味しく思える。多分素材の鶏肉そのものが良いのだと思う。

日本でも最近でこそ鶏肉のブランド化が進んで地鶏がスーパーでも手に入るようになったが、アジアの田舎へ行くと鶏がそこいらを自由に走り回っているからね。

中華では最近「酔鶏」が気に入っている。上海周辺、華中地域の料理で、前菜としてよく見かけるやつだ。

台湾料理の鼎泰豐(ディンタイフォン)クアラルンプール支店で食べた酔鶏Dscn6186

3年前、台北市の永康街にあるレストランで食べた酔鶏、これは美味しくて今でも思い出す。
ちなみに、すぐ近くに鼎泰豐(ディンタイフォン)の本店がある。

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外観からはシンプルな料理に見えるのだが、自分で作ることができるとは思っていなかった。

なのだが、ネットでレシピを見かけて読んでみると、割りと簡単そうで何とか作れそうに思えてきた。特別な材料や道具は要らない。
そのレシピはこちら

肝心の鶏肉はスーパーでちょっと高めの地鶏を入手。それと紹興酒を買った以外は自宅にあった材料で間に合った。

出来上がったのがこれDscn6220

見かけは上々、レストランで食べた上の2点と遜色ない。皮部分もぷりぷりしていて、味の方も家族に好評だった。前菜なので酒のつまみにぴったし。

これで自炊のレパートリーがひとつ増えた。

2014年1月15日 (水)

マレーシア、食べ物

マレーシアは食事のバリエーションが豊富だ。日本の都会でも世界各地の料理が食べられるのだけれど、多民族国家のマレーシアは日常の食事が変化に富んでいる。

ペナンのホテルMuntri Mewsでの昼食。Mee Java。それほど辛くなくて美味しい。RM25++(約1,000円)

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同じくMuntri Mewsでのマレー風朝食、左の小皿はチキンカレー。朝食代は宿泊費に込み。

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ペナンはジョージタウンにある中華大衆食堂での夕食。ビールはCarlsberg、大瓶でRM16(約510円)。

イスラムのお国柄なのかアルコールはどこでも高め、料理三品とご飯二皿、ビール2本で会計はRM68(約2,200円)。

ここの不思議は中華なのに箸が出てこないこと、全員フォークとスプーンで食べている。安くて美味しいので、もしペナンに住んでいればちょくちょく通うだろうな。

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同じくジョージタウンでの夕食、スチームボード。これにビール2本飲んでRM100(約3,200円)

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大晦日の晩、Muntri Mewsでのセットディナー。ワイン一本とって全部でRM303(9,700円)

海老のスープは濃厚な味で美味しい。

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メインのビーフ、ちょっと薄味

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デザート

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クアラルンプールでの夕食。

台北に本店がある鼎泰豐(ディンタイフォン)の支店、台北本店へは店の前まで行ってみたのだが、行列がひどくて結局入らなかった。ここは行列こそなかったもののほぼ満席。

味の方は人気のほどではないと思ったが、標準以上だろうな。料理5品とポットのお茶、ビール(缶)2本でしめてRM130(約4,200円)

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クアラルンプールはイスラム美術館内にあるカフェでのセットランチ。上品な味付けでとても美味しかった。これでビールが飲めれば最高なのだが、なにせイスラム美術館だから。お値段は一人前RM49++(二人分では約3,600円)

ビュッフェとなっている前菜とスープ

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メインのグリルチキン

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クアラルンプール、ブキッ・ビンタンにあるカフェでギネス・ドラフトの1パイント、RM23.3++(約750円)

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こうしてみると、食事代は日本よりは割安だが、それなりのところで食べると結構かかってしまう。

円安のせいもあるが、食べ物天国であったかつての東南アジアは昔のことになってしまっている。

2014年1月12日 (日)

クアラルンプール、マレーシア

ペナン島からの帰りにマレーシアの首都であるクアラルンプールで3泊した。

泊まったホテルはサービス・アパートメントのPARKROYAL Serviced Suites。繁華街のブキッ・ビンタンに立地し短期滞在に便利、ミニキッチン付きで広くて快適なのでもちろん長期滞在にも便利。

HISのキャンペーン価格で一泊11,800円(WI-FI、朝食込み)。

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室内のバーチャルツアーはこちら

27年ぶりのクアラルンプールは見違えるような大都会になっていて、まったく別の都市としか思えなくなっていた。

高層を誇るぺトラナス・ツイン・タワービルでさえ地上では眼にできないほどに街全体の高層化が進み、そのビル群の中に高速道路や高架鉄道が走っているので、街中を歩いていても目的の方向がまったくわからない。

以前にはなかった高架鉄道やモノレールにも乗ってみたが、駅に表示類がほとんどないので列車の進行方向さえ旅行者にはよくわからない、もちろん乗り換えポイントもわかりにくいので非常に使いづらい。おまけにタクシーも交渉制なのでこれまた短期滞在のツーリストには使いづらい。

それなので街歩きがあまり楽しくない。同規模の都市で比較すれば、街全体の魅力としてはシンガポールやバンコクが上だろう。バンコクは交通渋滞がひどいが、チャオプラヤ川があるのが良い。

とはいってもクアラルンプールならではの魅力もある。それはイスラム文化。
初めて訪れたイスラム美術館は建物自体も洗練されているし、展示品の構成も見事。
イスラム文化に絞った美術館はアジア圏ではたぶんここだけだろうし、クアラルンプールでは必見だろう。

そのエントランス

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イスラム・モダン・アート、サウジアラビアの作家もあって、これまでまったく知らなかった世界を発見した。ひとつ欲しいね。

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美術館建物内のドーム、イスラムの美的センスが感じられる。

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市内に点在する巨大ショッピングモールにも驚く。

日本の地方都市に住んでいる身にとって、石張りでピカピカの床に巨大な吹き抜け空間を持つそうしたモールに身を置くと、まるで別世界に来たように思えてくる。

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モール内には”東京”を全面に打ち出した通りがあって、ミニ原宿が出現していた。

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クアラルンプールではマレーシアの急成長ぶりが実感できる。そのぶん物価も上昇している。

2014年1月 6日 (月)

ペナン、マレーシア

’86年に訪れて以来、27年ぶりのマレーシア旅行となったのだが、ペナン島へは初めてだ。

ペナン島といえば以前はもっぱらビーチリゾートが有名だったのだが、2008年に中心部のジョージタウンがユネスコの世界遺産に登録され、現在では旧市街地が脚光を浴びている。

泊まったホテルはそうした旧市街地の一角にある”Muntri Mews”。英植民地時代には馬車庫だった建物で1階は厩、2階はその御者達が泊まる部屋になっていたらしい。

案内された部屋は2階部分で、御者達が泊まっていた部屋を三つ分つなげてきれいに改装されたもの。今でも改装前のドアの痕跡がはっきり残っていて、過ぎ去った時代を偲ぶことができるなかなかユニークな部屋だ。

メールで直接予約して、一泊RM410(朝食付き、税サ込み約13,100円)。こうした歴史的建造物をリノベーションしたヘリテージホテルとしては手ごろで安い方だ。プール付きの豪華なホテルもジョージ・タウンには何軒かあるようだ。

ここには3泊した。

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リビング部分も広くてくつろげる。

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部屋の前は廊下兼テラスになっていてのんびりと読書をすることもできる。

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入り口には宿のフロント機能を兼ねたカフェが併設されていて、このカフェは旅行者だけじゃなく、地元客にもなかなかの人気ぶりだ。

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朝食はこのカフェで頂く。ローカルフードはかなりおいしい。

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宿の付近の旧市街地は古い時代の建物が良く残されていて、そのショップハウスやお屋敷群を見て歩くのが楽しい。

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そうした建物の詳しい解説はこちら

公開されている豪華なお屋敷もある。

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インド系の商店が軒を連ねるところもあって、にぎやかなインド音楽があちこちから聞こえてくる。

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街角の建物壁にはいたるところにポップなアイアン・アートが飾られていてそれらも楽しい。

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現地のパンフレットによるとその数52。

東南アジアで植民地時代の一般建築群がまとまってこれだけ保存されているのはペナンだけだろう。

シンガポールもかつてはこんな風だったのだろうな。

古い建物のリノベーションも順次進行中のようで、観光地としての魅力は今後も増していくのだろうけど、あまりに綺麗になりすぎてディズニーランド化してしまうのも風情がなくなってしまってどうなんだろうか。今のうちに行っておいた方が良いかもしれない。

泊まった宿の付近には感じの良いゲストハウスも点在していて予算とお好みで選択できる。食事もバラエティに富んでいてどれもおいしい。

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