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2013年12月

2013年12月18日 (水)

マリーゴールド・ホテルで会いましょう

ブルーレイディスク・レコーダーを導入し、ようやくにしてブルーレイディスクの再生ができるようになったたので、長らく足が遠のいていたレンタルビデオショップへ。

昔とは品揃えが変わってきていて、今では韓国やアメリカの連続TVドラマが幅を利かしている。

でも、残っていました。昔は「ミニシアター系」といっていた棚が。今は「発掘良品」に名を変えている。

「バベットの晩餐会」、「八月の鯨」、「バグダッド・カフェ」なんかも置いてある。もう一度見てみたいのだが、残念ながらDVD版しかなくブルーレイ版がない。

でも、未見で良さそうなのを発見。「ムーンライズ・キングダム」と「マリーゴールド・ホテルで会いましょう。」

前者は大人向けのおとぎ話、後者もほとんどおとぎ話。こうした系統はわりと好みです。

↓マリーゴールド・ホテルで会いましょう

渋い配役だね。インドへ行ってみたくなった。

同系統で忘れられない作品は「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」

この監督の作品はかなり見ているけど「砂漠でサーモン・フィッシングは」はいまいちだった。

ブルーレイディスクはさすがに色ノリが良くてきれいだ。BS放送と解像度では同じでもビットレートが倍近く良いらしい。

2013年12月13日 (金)

HDMI(デジタル転送)の摩訶不思議

この度AV機器のトラブルに見舞われ、HDMI接続の不可解な現象に遭遇したのでその顛末を少し。

かなり以前からビデオ・プロジェクターを導入し、DVDレコーダーとプロジェクターをHDMIケーブルで接続して、エアーチェックした映画やドキュメンタリーを大画面で楽しんでいた。

ところが、突然に両方のHDMI入出力ができなくなるというトラブルが発生。レコーダーは信号を出力しないし、プロジェクターは受け付けない。

多分雷による誘導電流のせいだと思う。5年前にはケーブルTVのインターネット回線から雷の過電流が進入してPCは黒焦げ、PC下の床までが黒焦げになってしまったことがある。

DVDレコーダーの方は修理見積もりが高額すぎたので買い換えた。

↓これが新しくしたブルーレイ・レコーダー、SONYの「BDZ-EW500」いつもながらだが型落ちで値段の下がっていたやつだ。

Bdzew500_2プロジェクター(LVP-HC3800)の方は幸いにしてメーカー保証期間内だったのでメーカー(三菱)に無償修理してもらえた。

ところが新しく買い換えたブルーレイ・レコーダーと修理から帰ってきたプロジェクターを接続してみると映像の暗部にドット単位のチラチラとしたノイズが乗る。

5mの短いケーブルに交換してみたところノイズは消えるのだが、時々映像が途切れて画面が乱れ、「信号なし」のサインが出る。

出力先を液晶TVにして動作検証をしてみると、ちゃんと映像が出てなんともない。

これはプロジェクターが原因だと判断し、三菱に再修理を依頼した。

三菱のサービスマンがプロジェクターを持ち帰ってくれたのだが、後日に連絡が入り「検証したところそうした症状は出ない。」とのこと。

再び三菱のサービスマンが尋ねてきてくれて、今度は自宅の実環境で検証してもらえることになった。

結果はサービスマン持参のケーブルで接続しても映像が途切れる現象が発生。

理由が分からないまま、レコーダー側に原因がないか最終チェックしてみるために居間にある別のDVDレコーダーとプロジェクターを接続してみた。

ところが、これがちゃんと写る。

まとめると

SONYの新レコーダー>HDMIケーブル>プロジェクター=映像が途切れる

SONYの新レコーダー>HDMIケーブル>液晶TV=正常動作

居間のSHARPレコーダー>HDMIケーブル>プロジェクター=正常動作

レコーダー、HDMIケーブル、プロジェクターとも、いずれかの組み合わせでは正常動作するのでどの機器に原因があるのか不明という結論になった。

どのメーカーもうちが原因ではないと言えるので私にとっては困った結果となった。とにかく自室の環境では正常動作しないのだけははっきりしている。

プロジェクターをおいそれと買い換えて、試してみることもできない。正常動作する居間のレコーダーとソニーのレコーダーを交換して使用することも考えたが、新レコーダーにはブルーレイプレイヤーが付いているのでそれは避けたい。

とりあえず最小の出費で対策をすることにし、「HDMIリピーター」なるものを発注した。そのリピーターがこれ

メーカーのラトックはPC関連製品では実績があり、私もSCSIカードを使用していたことがある。果たして単なる悪あがきになってしまうのかどうか・・・。

後記)

HDMIリピーターを発注した後、「HDMI リピーター」をキーワードにネット検索していたら、この情報を発見。

難しくてよくわからないのだが、Deep ColorなるHDMIの新機能の登場にともないHDMIのバージョン間で互換性の問題が発生しているらしい。

その対処法に従ってブルーレイレコーダーの出力オプションにあるDeep Colorを「切」にしてみた。

すると、あら不思議、画像の乱れやノイズがすっかり消えてなくなった。HDMIにバージョンがあるのは知っていたが、上位規格のケーブルを使えば問題ないと思い込んでいたのがよくなかったようだ。

解決したのは良かったのだが、HDMIリピーターが無駄になってしまった。キャンセルしようとしたがすでに発送済みになっている。発注からそれまでの間約3時間、夜中にも着々とお仕事している。

 

2013年12月 6日 (金)

スペイン映画「ブラック・ブレッド」

もっぱらBS放送のエアーチェックなのだが、映画は結構見ている。

しかし加齢とともに主題が重たい映画は避ける傾向にあるし、娯楽映画も能天気なやつはもとより受け付けない。

なので、最近ではこれといった映画になかなかめぐり合えない。

このブラック・ブレッドはスペイン内戦を背景としているので「主題が重たい映画」に分類され、ハードディスクの中でしばらく眠っていた。

ようやくにして視聴してみると、すばらしくよく出来ているミステリー映画だった。

時代はスペイン内戦で共和派が敗北してしばらくの頃、場所は共和派の牙城だったカタロニア地方の田舎。

ある殺人事件をめぐって子供の眼を通してストーリーが展開していくのだが、主人公の子供が大人社会から翻弄されていき、やがて重大な選択を迫られていく。最後はその選択によって子供自身が劇的に変化していくことになる。

タイトルのブラック・ブレッドは階級社会を象徴しているのだが、スペイン語の映画に英語のタイトルはやめてもらいたいな。

何年か前に見たスペイン映画の「パンズ・ラビリンス」も心に残る映画だった。 これも背景はスペイン内戦だ。

スペイン内戦を扱った映画には傑作が多い。

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