7月17日(水)、夜明け頃に目がさめる。日本の山小屋だったら夜明け前から早立ちの客が起き始めるのだが、6時を過ぎても誰も起きない。
7時開始となる朝食はパンにハム、ソーセージ類の簡単なビュッフェだった。
7時半に宿を出発。スキーゲレンデ兼放牧場を横断して、
ダム目指して登っていく。
1時間40分ほどでダム湖に到達、奥に見える峠を目指す。
峠に向けて登り始める。トレールは氷河堆積物でガレている。
道の脇には花も何種類か咲いていた。
上に登ってくるとカール地形がはっきりわかる。
岩のペンキを目印に、さらに登っていく。
峠に近づくとトレールが残雪に覆われてくる。ただ、気温も高く、雪は緩んでいた。
登ってきた道を振り返る。
もう少しで峠。
ちょうど12時頃に峠Finstertaler Scharte(2,719m)着
峠の脇にあるピーク(2,854m)。すぐそこなのだが結構険しそう。
これから下っていくトレールと、登ってくるトレッカー。このトレールは行きかうトレッカーもわずかで静かな道だ。
下るにつれて残雪もなくなっていく。
行きかう人が少ないからだと思うが、草花を踏まないと進めないところもある。
明日、詰めていくことになるZwieselbach谷が見えてくる。奥に見えるのは氷河。
谷底に山小屋が見えてきた。
15時頃Schweinfurter Hütte(2,034m)着。ガイドブックでは標準5時間半となっているが、7時間半を要した。
山小屋というよりペンションだね。隅々まできれいに飾られている。
個室もあるので、ここに数泊して周囲をハイキングしても良いな。
今回泊まり歩いた小屋の中ではベストワン。
この小屋までは谷の下から車道が通っている。
部屋はドミトリー、2段シングルベッドの下段を確保した。
上段のベッドはその夜は埋まらなかった。
夕食はスープの後に、鳥肉と野菜のシチュー、ポテト添えが出た。
鶏肉はパサついていたが、山小屋と考えると上々の味だった。
最後はデザート
翌日のお会計は45.9ユーロ。先に予約金10ユーロを入れていたので、実際の支払いは35.9ユーロだった。 ↑レシートを自分なりに解読してみると、
① の25ユーロは夕食と朝食代、「HP」の表示はハーフペンションだろう。
②の3.5ユーロは到着後に飲んだビール0.5L
③の8.4ユーロは夕食時に飲んだワイン代(250ml×2)
④の9ユーロはドミトリーの部屋代(DAV会員価格)
と思われる。
この小屋は設備は良いし、料理もまずまず、そのうえに料金も安いときてる。
機会があれば再訪してみたい。
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