2024年5月17日 (金)

奈良へのショート・トリップとタッチ決済

 田植作業がひと段落したこともあり、奈良へ出かけてきた。交通事情が以前とは様変わりしている。北陸新幹線が敦賀まで延伸し、敦賀以北の在来線がJRからハピラインへと移管されたため、サンダーバードが敦賀発着となってしまった。

 どうしたものかと調べてみると福井から新幹線に乗り、敦賀でサンダーバードに乗り換えて京都経由で奈良へ向かうのが最短で、所要2時間40分程、料金は片道6,700円となる。全線普通列車を利用してのんびり旅をするとなると所要4時間弱だが、料金は前者の約半分、3,410円で済む。

 現役世代とは違って、少々の時間を短縮するためにお金を投入したとしても、それ以上の何かが得られる訳でもない。それなので全線普通列車を利用して出かけることにした。

 旅行当日のこと、福井駅で切符を購入する事情がよく分からないため、早めに駅に到着し、まず自動券売機をチェックしてみた。奈良駅までの切符は買えるはずもなく、クレジットカードも使えない。窓口へまわると京都までの乗車券が買えるとのこと。クレジットカードを使って無事に入手できた。JR奈良駅到着後に乗り越し精算をしてもらったのだが、ハピライン発券の切符を珍しがられた。

 奈良市内の移動は基本徒歩なのだが、一部奈良交通のバスを利用した。乗ってみて驚いたのがクレジットカードのタッチ決裁が使える事だ。後部の乗車口でタッチし、降りるときに運転手横の端末にタッチさせればOK。福井のハピラインやJRは駅の券売機でさえクレジットカードを受け付けないので段違いに凄い。なかななかにやるもんです。奈良交通さん。

 ちなみに東京首都圏ではメトロでのタッチ決裁の実証運用が始まろうとしているようだ。(時期未定、近日中)

奈良交通のソースはこちら

東京メトロのソースはこちら

 さて、奈良の旅も終わり帰りのチケットを買おうとする時のこと。奈良駅のみどりの窓口へ出向いたのだが、係員が一人だけで、すでに20人ぐらいが待っている状態だった。仕方なく自動券売機で京都までの乗車券を購入した。みどりの窓口を減らすのは仕方ないのかもしれないが、福井までの通しチケットぐらいはスムーズに買えるようにしてもらいたいものだ。

2024年5月12日 (日)

最近のヘビーローテーション "Jackson Browne"

 一時はキューバ音楽やラテンの曲ばかり聞いていたのだが、最近はカントリーロック系の曲も良く聞くようになった。

 ほぼ毎日聞いているのがJackson Browneの”The Barricades of Heaven”。枯れたボーカルに絡むスチールギターの音色が心地よい。

 このJackson Browneと言う人、昔々にBonnie Raittのコンサートにゲスト出演していたのを良く覚えている。共演しているビデオを探してみたところありました。

 これも良いね。

2024年5月 3日 (金)

PCのマザーボードを入れ替えた

 PCの不調が続いていた。起動時のPostに引っ掛かり、セーフモードでBiosが立ち上がって「設定を見直しなさい」との警告がでる。オーバークロックメモリーのタイミングを緩めたり、クロック数を落としたりすると一旦は正常動作するのだが、何日か経過すると同じ症状が出る。また対策しても数日すると同じ症状が出て、ループにはまったように段々と悪化していく。メモリーの診断ソフトを廻してもエラーは検出されない。

 電源を疑って、別のPCから外したやつを繋げてみたのだが結果は同じだ。疑わしいパーツを移し替えて検証ができるような予備機もないため、後は推測するしかない。消去法によって残された原因としてはメモリー自体に原因があるか、マザーボードに問題があるかなのだが、いったんは正常に動作し、徐々に症状が悪化していくのだからマザーボードに原因があると推測した。

 そうなるとマザーボードを新規調達して入れ替えるしかないのだが、ことは単純ではない。ウィンドウズのライセンス問題が発生することになる。マザーボードはPCの根幹パーツなので、交換をすることによりWindowsから見ると新しいPCと判定されてしまうことになる。Windowsに「新規のPCではなく、マザーボードを交換しただけの同じPCなのだ」と理解してもらい、ライセンスを引き継ぐようにさせなくてはいけない。

 調べてみるとマイクロソフトのアカウントでPCにログインするようにしてあればライセンス問題はクリアーできるようだ。不調となっている当該PCがどうなのかはもはや覚えていないので、チェックしてみるとマイクロソフトのアカウントでログインするように設定されている。まあ、最悪でも電話で認証を行えばライセンスは何とかなるだろうと、マザーボードを発注した。

 新規調達したマザーボードはASRockというメーカーのB550M Pro4という製品。チップセットがAMDのB550なので現在使っているマザーに用いられているB450より一世代新しく、ソケットAM4では最終世代となるマザーボードだ。

 開封してみると、基調色の黒にヒートシンクのシルバーが映えて、シックでカッコ良い。見た目は大いに気に入った。

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 ケースに取り付ける前に、各種パーツを組み込む。Dscn4578_1465

 ケースに入れて固定し、電源類やケーブルを配線して作業は終了。Dscn4581_1466

 いざ、起動させてみると・・・・・、無事に立ち上がる。ウィンドウズのライセンスも、何事もなかったようにそのまま使えるようになった。

 しかし、別の問題が発生した。起動直後に「リモートプロシージャコールに失敗しました」とのエラーが表示されるようになってしまった。いろいろと検索してようやくつきとめたのが前のマザーボードで使っていたAI suitesというユーティリティソフトが原因だということ。そのユーティリティソフトをアンインストールしようとしてみるのだが、これまたエラー発生で失敗する。

 起動時にユーティリティソフトが自動実行されるからエラーが出るわけなので、自動実行を停止させれば良いはずだと気が付いた。「自動実行」させる設定を「停止」へと変更させてみると、ようやくエラー警告から逃れることができた。教訓としてはマザーボードを交換するなら「マザー専用のユーティリティソフトはあらかじめ削除しておきましょう」ということになる。

 肝心のBiosのポストチェックに引っ掛かる問題が改善されたかという点だが、セーフモードでBiosが立ち上がることはなくなった。だが、正常に動いていても、何日か経過すると電源スイッチを押しても起動しない状態が発生する。何度かスイッチ押し直しするとようやく起動するのだが、その後の動作が不安定で、USB機器を抜き差しするだけで勝手にシャットダウンに入ってしまう。

 起動時にセーフモードには入らなくなったのだが、それ以外の具体的症状は以前と変わらない。どうも不調の原因はマザーボードにあったわけではないようだ。現在はメモリーのクロックを数段落として経過観察中だ。それでもだめだったら、次に打つ手はメモリー交換ということになる。何だか泥沼にはまりつつあるような気が・・・。

2024年4月18日 (木)

Lekiのトレッキング・ポールを補修

 つい最近のことだが、Black Diamondの新しいポールを購入した。それまではLekiというブランドのポールをかれこれ30年以上も使い続けてきたのだが、ついにお役御免にすることにした。古いLekiのポールは長さを調整して固定しても負荷がかかると緩んでしまう。

 だがしかし、ポール本体の状態は良いので、もう使わないというのはちょっと惜しい。ポールとポールを固定するプラスチック製の部品を交換すれば修理できし、その部品もまだ手に入る。ジョイントプラグと呼ばれているその部品を取り寄せて交換し、補修した古いポールを家族用や予備用にすることにした。

 届いたその部品、プラスチックのちっぽけなものなのだが、一個440円と結構な値段がする。サイズ違いの2種を計4個購入した。ロットの違いでパッケージのロゴが違ってくる。

 注文する際に大事なのはジョイントプラグに記載されている数字が対応するシャフトの外径サイズだという点だ。

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 交換作業はいたって簡単だ。シャフトを抜き、先端にねじ込まれているジョイントプラグを取り換え、元に戻すだけ。黒色のものが古い部品Dscn4551_1431

 テストしてみたところ、荷重をかけてもポールの固定が緩んでしまうことはなくなった。伸縮式のポールは構造がシンプルなだけに丈夫で耐久性が高い。まだ当分使えそうだ。

2024年4月13日 (土)

トレッキングポールを新規調達

 先月に残雪期の取立山へハイキングしたのだが、まずまずのタイムで山頂への往復ができた。すっかり気を良くし、もう一度ヒマラヤへのトレッキングに出かけてみようかとの気になってきた。

 貯まってきているユナイテッドエアラインのマイルでカトマンズ往復ができないか調べてみると、シンガポール航空を利用するチケットが取れるではないか。しかも地元の小松空港発着だ。

 膝関節も特に悪くはないし、体がまだ丈夫な今のうちにトレッキングに出るとの目標を立て、それに向かって準備を進めることにした。それ以来さぼり気味だったステップ台を使った有酸素運動もきっちり続けるようにしている。

 体力面はぼちぼち鍛えることにして、手持ち道具類に以前から気になっていることがあった。トレッキングポールが老朽化していて、長さ調整して固定させても力がかかると緩んでしまうことだ。30年以上も前のものだし、部品交換して延命させても他に不具合が出るかもしれない。

 で、調達したのがBlackDiamond製のDISTANCE FLZというポール。届いたものを手に取ってみると何より軽い。現在使っているものはSuper MakaluというLEKI製の伸縮式のもので、重量は一本あたり305gだが、ブラックダイヤモンドのやつは220gだ。折り畳み式なので組立も非常にスピーディーに出来る。

 写真上がBlackDiamondのポール、下がLekiのものDscn4541_1425

 ブラックダイヤモンド社の当該製品の紹介ページはこちら。

 値段はと言うと、並行輸入してこの製品を扱ってる大阪の店舗から送料込み17,379円と、かなり安く購入することができた。店の名前は「山岳金物店」。クライミング用品の専門店のようで一般のハイカーにとっては何に使うのかわからないような道具をたくさん揃えている。

 標高差のある下降は膝への負担が大きい。若くて体力のある人はトレッキングポールを使わないかもしれないが、ポールをうまく利用すれば膝関節へのダメージを最小限度に抑えることができる。高齢になっても登山やハイキングを楽しみたいのであれば、早めに使い始めることをお勧めしたい。

2024年4月 4日 (木)

ウェス・アンダーソン監督作品 "アステロイド・シティ"

 この人の映画は”天才マックスの世界”を見たのが最初で、それ以降の作品は大体見ている。今度の作品も結構楽しめた。

 「粗筋はどうなのよ」と言われても、ストーリー自体にあまり意味はないというか、見終えても説明できるほどにはならなかった。よくこうしたオタクのような映画を作り続けられるものだと、ただ感心する。固定客がいるので制作費は回収できているのだろうけど。

 主役は常連のジェイソン・シュワルツマンとスカーレット・ヨハンセン。今回は脇を固める俳優陣が凄いことになっている。エドワード・ノートン、エイドリアン・プロディ、スティーブ・カレル、マット・ディロン、ウィレム・デフォー、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、まだまだいる・・・トム・ハンクスまで。皆さん主役級だ。

 オールスター脇役の皆さん方だが、いろんなシーンでちょこちょこと顔をだしている。いったいどうやって撮影のスケジュール調整したのだろうね。ギャラは高いし、忙しい人達ばかりだろうから。

 全編色彩が独特で、エンドクレジットを見るとコダックフィルムで撮影されている。深い意味は考えないで、素直に楽しむのが吉だ。

2024年3月29日 (金)

秋のエアーチケットを確保

 アシアナ航空はスターアライアンスに加盟していてUAのマイルも貯められるし、使うこともできる。何度か利用して会員にもなっているのだが、そのアシアナからお誘いのメールが届いた。

 ちらっと見てみると、「タシケント」という思いがけない就航先が載っている。昔々中学生ぐらいの時だが、ヘディンとかスタインとかのシルクロード探検記を夢中で読んだ記憶がある。そうした記憶を持っている身にとって、「タシケント」はなかなかに甘い囁きだ。

 ちょっと料金は高いのだが、一晩考えた末に中央アジアへと旅してみることにした。タシケントはウズベキスタンの首都なのだが、国内には有名なサマルカンドというオアシス都市がある。それに加えて、ウズベキスタンはソ連邦から自立して以来国情も安定し、観光客誘致に積極的だ。そうした条件もあって、中央アジアの国々の中では一番人気の渡航先になっているとのことだ。

 とりあえずチケットは確保したのだが、ウズベキスタン国内の交通事情とかは全く知識がない。一から情報収集しなくてはいけないのだが、未知の国への旅をぼちぼちと準備をしていくというのもなかなかに楽しいものだ。

 サマルカンドの情報はこちら。奈良市とは姉妹都市になっているそうだ。

 余談だが、アシアナ航空は経営不振により来年ぐらいに大韓航空に吸収されるようだ。私の中ではアシアナは好感度が非常に高いのだが、利用するのはこれが最後になるのかもしれない。

2024年3月22日 (金)

スリランカ旅行事情その3(宿泊編)

 スリランカは観光立国で観光関連の収入ウェイトが高い国だ。コロナ禍でその収入が絶えたこともあり、一時は経済危機に陥った。

 列車で西海岸を移動すると大型高級リゾートやゲストハウスの類がたくさん目に留まる。観光客にとって宿泊施設の選択肢は豊富だ。

 もとより飛行機はエコノミー席しか乗れない身なので、ピンからキリまでの選択肢の中ではキリのちょっと上あたりということになる。

 どうも、そのあたりの宿が快適性とお値段のバランスが取れているようだ。

 Galleで泊まった宿は個人のお屋敷を改装して宿泊施設にしたもの。朝食付きで一泊7,700円程、朝食も美味しく私たちには充分な宿だった。

 宿の名前はArches Fort。リンクはこちら

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 コロンボでは日系の大型ホテルが事前払いという条件で格安の料金を出していて、そこを選択した。

 床の仕上げなどは簡素だが、バスルームは高級ホテル並み。ベッドルームの広さも充分で快適だった。

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 ただし問題がひとつ。部屋の掃除が終わっていてもタオルが置いてないことが数度あった。電話すると直ぐに届けるとは言わず「××時間後に届けます」との返事が返ってくる。さて、届いたタオルだが、乾燥が終わった直後のようでホカホカと暖かい。推測するにタオルの絶対数が不足していて朝に回収したタオルを洗濯乾燥し、自転車操業のように廻して午後遅くに部屋に届けているようだ。安宿も含めてそんな経験をしたことは今までなかった。

 ウォッシュタオル、フェイスタオル、バスタオル、すべてのタオルが揃ったことも5泊中についぞなかった。

 料金はというとGalleの宿より安く1泊朝食なしで5,600円程。タオルの件は「日系」ホテルとしての評判にもかかわるので何とかして欲しいものだ。タオル類を買い増しすれば済むことなのに。

 ホテルの名前はGrandbell Hotel Colombo、リンクはこちら

2024年3月19日 (火)

スリランカ旅行事情その2(食事編)

 スリランカでの交通費はとても安いのだが、結構に高く感じるのが食事代。特に観光客やネクタイ姿のビジネスマンが来るような店は日本並みのお値段だ。

 ドアマンがいるその高級店で食べたチキンカレーと海老カレー。ローカルブランドの生ビールと水、デザートのフルーツプレート一皿を合計したお代は食事代5,900ルピー、税金とサービスチャージが2,030ルピーで、二人分合計が7,929ルピーだった。日本円にすると約4,000円ぐらいになる。

 店の名はCeyron Curry ClubImg20240304131543_1413_2

 観光客もネクタイ姿のビジネスマンもいない庶民派の店で食べたチキン・ビリヤーニとプラウン・ビリヤーニ。水の小ボトルも頼んで、2,150ルピー、サービス料が215ルピー加算されて二人分計2,365ルピーだった。日本円にすると1,200円ぐらいになる。ただし、スリランカの一人当たりGDPは日本の1/10ぐらいなので、安定収入のあるミドルクラスぐらいでないと入れないのではないかと思われる。

 店の名前はNew Banana LeafImg_20240307_122555_1416

 スリランカでは酒類は贅沢品だ。日本のコンビニで1本700円ぐらいで売られているチリワインが地元のスーパーでは3倍ほどの値が付いている。地元産の缶ビールは日本より少し安い程度だ。

 街中ではフェラーリには出会わなかったが、レンジローバーやトヨタのハイラックスをよく見かけた。東南アジアでは大型四駆車がお金持ちのステータスシンボルになっているようだ。 

2024年3月17日 (日)

取立山へ残雪のハイキング

 県内の山でちょくちょく登るのは取立山だ。新緑の頃もよいが、残雪期のハイキングは格別だ。休日だと入山者も多いので、単独登山でも安心できる。

 快晴の予報となった3月16日の土曜日、残雪期としては10年振りに出かけた。

 国道脇の駐車場に到着したのが8時頃。ほぼ満車状態で、車のナンバープレートを見ると県外からの登山客が1/3ぐらいを占めている。登山道へと続く林道はまだ雪がたっぷりと残っていて、ところどころショートカットしながら進んでいく。

 夏の登山道入り口に着いたのは9時40分頃、尾根に出たのが10時頃。

 尾根に出ると風も出てきて、体感温度が低下する。ウィンドブレーカーを着用して頂上を目指した。

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 お昼少し前に頂上に到着、白山の大パノラマを満喫しながらの贅沢な昼食をとった。

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 帰路は気温が上がったことで雪が緩み、足元を深みに取られて難儀しながらの下山となった。

 10年前のデータと比較すると登り下りともそれぞれ1時間弱のオーバー。前回トータル5時間のところ、今回は6.5時間のタイムとなった。

 今回はスマホを携帯し、yamapというアプリで登山記録を残した。このアプリで同じ3月16日に取立山へ登山した他のハイカーの記録を見てみると所要タイムは5時間から6時間ぐらいだ。年齢からすると私のタイムはまずまずかな。

 Yamapの3月16日の記録はこちら

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