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2022年6月

2022年6月28日 (火)

追悼:小田嶋隆氏

  コラムニストの小田嶋隆氏が24日に亡くなったとのニュースが流れた。彼を知ったのは最近のこと、日経のオンラインの無料会員になり日経ビジネスに連載中のコラムを読むようになってからだ。

 権力者が持つ偽善性を少し斜めの切口から深堀して、鮮やかに浮彫にしてくれた。そうした一連のコラムは私にとっては新鮮な文書体験となった。無料ネット会員なので、ついぞその対価を支払ったことはないのだが、追悼の意味で彼の著作を探してみることにしたい。

 親交のあった内田樹氏が追悼文を書いているのでご紹介する。こちら

 日経ビジネスの追悼記事はこちら 

2022年6月21日 (火)

アマゾン川、ローカルボートの旅

 「タビオロジ」という南米バックパッキングの動画をちょくちょく視聴するようになったのだが、アマゾン川をローカル船で旅する動画がなかなかに面白い。

 満員のローカル船で3泊4日、アマゾン川上流部にあるペルーのイキトスという町を目指す。混沌とした船内で、ローカルの人々と触れ合いながらの旅はみるからにきつそうだけど、ワクワク感も一杯。だけど、この船旅をする根性は私にはないね。

 思い出したのが’95年末にビルマ(ミャンマー)のマンダレーからパガンへのローカルフェリーの旅。乗客はローカル2/3、バックパッカー1/3ぐらいで、14時間ののんびりとした船旅だった。

 当時はデジカメもなく、ネット検索で乗った船を探してみた。かなり探して手持ちのプリントにあるブリッジの特徴が一致した船を見つけた。新しい画像は出てこないので廃船になっているのだろうね。 

Baganboat

2022年6月15日 (水)

南米バックパッキング

 中南米の治安の悪さは世界に名高い。何年か前のことだが、新婚旅行で流しのタクシーに乗ったら金品盗られて殺されてしまったというショッキングなニュースが流れたのは鮮明な記憶としてある。それなので南米を旅行しようとは思わないないのだが、日本人の若い二人組が長期バックパキングを続けている動画があった。現代の弥次喜多道中だ。

 メキシコから南下して今はペルーにいるようだ。インカ遺跡のマチュピチュへローカルバスを利用しながら向かう動画には知らない情報が一杯で興味深い。

 バスや食堂の情報を現地で集めながらの旅は楽しそうだ。彼らほどの長旅はしたことがないのだが、インターネットが登場する以前は似た経験をしながら旅をしていた。すべてを予約しての旅は快適なのだが、旅の醍醐味ということからはいまいちだ。

 俄然、同じルートでマチュピチュへ行ってみたくなったのだが、旅の連れ合いの方はとうてい話にのってこないだろうね。

2022年6月10日 (金)

西別院前通り商店街を歩いてみたのだが

 福井市内へ所用で出かけたのを機に中心部から少し離れている西別院前通りを歩いてみた。

 ほぼ10年振りぐらいのことだ。利用したことのある「丸仙蕎麦」や喫茶店、寿司屋が廃業している。

 立ち飲みの「ひさだ」と「松寿司」はまだ営業しているようだが、通りには空き地も目立ち、すっかり駐車場が多くなっている。

 郊外の大型店舗はそれなりに繁盛しているようだが、都市としての魅力は低下しているように感じる。何日か前に通り抜けで入ったホテルフジタ福井の一階アーケードも昼間からうす暗い。

 福井駅前の大型開発も果たしてどうなるやら。

2022年6月 7日 (火)

可聴帯域が・・・・

 ヘッドフォンを修理したのを機に自分の可聴帯域をテストしてみた。

 何年か前に耳鼻科で測定してもらった時には「年齢相応(に低下している)」と言われたのだが、果たして。

 WaveGeneというソフトで正弦波を生成しヘッドフォンに出力させてみると、8,000ヘルツがやっとで1万ヘルツは聞き取れない。

 規格の上ではCDは2万ヘルツ、FM放送は1.5万ヘルツまで再生できるのだが、私の耳は中波放送(7,500ヘルツ)をかろうじてクリアとの結果になった。なんだか悲しいものがある。

 音楽を楽しむのには「50~1万ヘルツの帯域が聞こえれば充分だ」ということを読んだ記憶があるのだが少々不足してきているようだ。

 子供の頃は家の真ん中にラジオが鎮座し、中波放送が音楽源のほぼすべてだった。加齢とともに自身の肉体的条件がその頃に戻っているという訳だ。せいぜい今のうちに音楽を楽しまなくては・・・。

Wave_444

2022年6月 5日 (日)

スティーブン・ソダーバーグ監督映画 "クライム・ゲーム”

 この人の作品は結構好きで、フィルモグラフィーを眺めてみると半分ぐらいは見ている。

 好きな監督と好きなベニチオ・デル・トロが出演することもあり視聴を開始した。犯罪映画なのだが、ストーリーは淡々としていて、派手な見せ場があるわけでもない。

 そのことが役者の存在感と相まって映画のリアル感を高め、先が読めない展開に引き付けられることになる。

 脇役として活躍していたドン・チードルが堂々の主演だ。歳を食ってきたのだがいい味を出している。最近観た犯罪映画としては大収穫の作品だった。

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