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2020年5月

2020年5月28日 (木)

ミシェル・ピコリ(Michel Piccoli)が亡くなったとのこと

 フランス映画で独特の存在感を放っていた“ミシェル・ピコリ(Michel Piccoli)”が去る21日になくなったそうだ。享年94歳。

 腹に一物を抱えているいやな性格のブルジョア役なんかがぴったしだった。スクリーン上で初めて見たのがカトリーヌ・ドヌーブと共演した“昼顔”。新しいところでは“ローマ法王の休日”。仏映画界も寂しくなるね。

 “昼顔”の予告編を探してみたら、4Kで綺麗に修復されている。NHKのBSで放映してくれないかな。

2020年5月23日 (土)

エミレーツ航空からフライトキャンセルの連絡があった

 エミレーツ航空でクロアチアへのフライトを予約していた。出発予定は来月初旬、予約クラスはエコノミーのそのまた最安クラス。運休することなったことは前から知っていたのだが、ようやく正式にメールが届いた。

 気になっていたキャンセル条件だが、予約時より2年間は無料で代替えのフライトを手配できる。それとは別にバウチャーをもらうオプションも用意されていて、そのバウチャーは家族や知人にも譲ることができる。どちらのオプションも2年以内に行使できなければ、最終的には払い戻しにも応じてくれるとのこと。ヨーロッパ大手のルフトハンザの場合は払い戻しまではできないらしいので、まずまずの条件だ。

 ひと安心なのだけど、来年は忙しくなりそうなので、旅行に出かける時間的余裕がなくなりそうだ。そんなことを心配できるだけお気楽な身の上なのだけど。

 クロアチア航空で予約している国内線チケットはバウチャーに替えてくれるようにリクエストを出しておいた。

2020年5月10日 (日)

いまさらですが、アメリカ映画「ドリーム」

 2017年アカデミー賞作品賞にノミネートされた“ドリーム”(原題: Hidden Figures)をようやくに視聴したのだけど、駄作とまでは言わないが凡庸としか言えないものだった。

 黒人女性でありながらNASAに採用され、最初の有人宇宙飛行計画であるマーキュリー計画に関わった実在の3人をモデルにしてる。当時の大統領はケネディーなので、公民権法成立以前のことだ。素材としては良いと思うのだけど。

 黒人で女性という2重のハンディキャップを持つ人達がいかにして道を切り拓いたかというサクセスストーリーなのだけど、きれいな「建前」だけのエピソードをつなぎ合わせただけで、なにかの教科書を見させられているかのように思えてしまう。登場人物にも話にもまったく深みが感じられず、全然話に入り込めない。

 2017年というとトランプが大統領に就任した年、彼が体現する価値観に対抗するために凡作を持ち上げたのかもしれない。作品賞ノミネートは不可解。ちなみに、受賞作は「ムーンライト」。

 ところで、アメリカ映画の登場人物を見てて感心するのは自分をアピールして売り込もうとする姿勢。彼女たちの一人も「自分は管理職にふさわしい」と売り込んでいる。日本だと「なにを出しゃばっているのだ」となっちゃうだろうね。

 

 日本語版予告は冒頭からやかましくて頭が痛くなる。

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