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2021年10月

2021年10月31日 (日)

ノートPCをアップグレード

 知人からノートPCのトラブルを解決してほしいとの依頼を受けた。「PCをウィルスに感染させてロックしたので電話をしろ」とブラウザーに表示される。詐欺サイトの類だ。言われるままに電話すると厄介な事になる。調べるとブラウザーを強制終了して履歴が残らなようにすればもう表示されなくなるとのこと。その通りやってみると二度と出なくなった。

 落着したのだけど、当該PCの動作があまりに鈍い。タスクバーにアイコンが表示されるまで数分、どうにか動くようになるまで更に数分。動くようになったとしても簡単な操作で待たされる。原因はシステムのストレージがHDなのと、メモリー不足。

 この際、HDをSSDに換装し、メモリーも増設してあげることにした。5年前のノートPCなのだがCPUが"Core i7 6700HQ(Skylake)”と当時のハイエンド、PassMarkのCPUスコアが6500もある。だが、今のままではそのハイエンドCPUを内蔵していながらゴミ同然の代物でしかない。

 早速240GのSSDと4Gのメモリーを調達した。費用は併せて5,000円ちょっと。当該PCは裏面のネジを数本外すだけで取り換えができるようになっていて作業性は良好。慣れた作業なのでメモリー増設とHDの取り外しは難なく完了した。 

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 問題はその後だった。"EaseUS Todo Backup"というソフトを用いて元のHDをSSDにクローンさせて当該PCに取り付けた。だが、エラーを表示し起動前に止まってしまう。何度も成功してきた手順なのだが今回はどうにも動かない。調べてみると起動情報を修復すれば直る場合があるとのこと。今度はWindows10の修復ディスクから起動し、慣れないコマンドを打ち込んでみたのだがやはりだめ。

 あきらめて別のソフトを使うことにした。"Mini Tool Partition Wizard"というソフト を落としてインストール。起動させてクローンを作成した。取り付けて、電源ボタンを押すと・・・・、難なく起動する。SSDから以前の環境のままWindows10が立ち上がった。

 成功した手順は①HDをノートPCから取り外す。②別のデスクトップPCに"Mini Tool Partition Wizard"をインストール。③そのデスクトップPCにクローン元のHDとクローン先のSSDを接続。④"Mini Tool Partition Wizard"を起動して「ディスクコピー」のメニューを選択。⑤手順に従いクローン作業を進める。⑥SSDをデスクトップPCから取り外す。⑦ノートPCにSSDを取り付ける。

 このPCが発売された頃には既にSSDの値段も下がっていた時期、メーカーはCPUの性能に見合ったストレージを組み合わせて総合性能を高めた製品を出すか、そうしたオプションを示すべきなのだが、そんなことよりもストレージの容量と値段だけを売りにして一般消費者を引き付けたかったのだろう。大手メーカーは適当に企画した製品でもブランド力だけでそこそこ売れるから、最終製品に対してのポリシーが欠如していても商売が続けられる。

 システムドライブをSSDに換装しメモリーも増設した当該ノート、まったく別物のように快適に動作するようになった。起動から30秒もしないうちに作業に取り掛かれる。

2021年10月20日 (水)

京都近代建築群

 京都には寺社仏閣だけでなく「近代建築が良く残されている。」と言うことは聞いていたのだが、これまでどこにどんな建物が残されているのか良く知らなかった。

 先週のことだが京都に小旅行に出かけた際に、三条通りを東から西にぶらぶらと歩いているとレトロ建築が次々と現れてくる。

 すぐ近くの京極や錦市場周辺は良く歩き廻ったのだが、その少し北にこんなスポットがあるとは。堂々として立つのは旧日本銀行京都支店(現:京都文化博物館)。

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 都を東京に譲った以降にもこうした建物群が出来たのだから、富の蓄積度が田舎町の福井とは断然違う。

 三条通りの建築群についてはこちらのブログが詳しい。

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