目指せエベレスト街道 本番編 Feed

2012年12月 9日 (日)

トレッキング2日目(11月8日)、ナムチェバザールへ

モンジョは谷が狭まっている所で展望がきかない。
それでも宿からタムセルク(6,618m)の朝焼けが望めた。
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朝の室温は4℃。
朝食後にチェックアウト、会計は1,770R≒1,770円だった。

サガルマータ国立公園のゲートはモンジョの外れにある。入域料3,000Rを払い、TIMSカードをチェックされる。入域料はつい最近3倍に値上げされたばかり。

ゲート通過後はしばらくゆるやかに登っていく、岩だらけの河原を歩く部分もある。

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1時間ぐらいで、この大きな吊橋に到達。ここを渡ると、いよいよナムチェ・バザールへの急坂が始まる。
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3,000m超の急坂はきつい。あえぎながらゆっくりと登る。
日陰で約10℃、風がないので動いていれば薄いシャツ一枚ぐらいでちょうど良い。

かなりの日本人のグループ客がナムチェから降りてくる。
(皆白い医療用マスクをしているで、日本人だとすぐにわかる。)
道は乾燥していて土ぼこりがひどいので、マスクを着けると確かに良いのだが・・・。

この時期、日本人トレッカーはほとんどが年配者だ。
現役世代では時間の読めないエベレスト方面へのトレッキングは難しい。

急坂の途中で、エベレストとファースト・コンタクト
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ちょうどお昼ごろにナムチェ・バザール(3,440m)着。
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7:30に歩き始めてから、約4時間30分だった。
このナムチェ・バザール、重いリュックを背負ってうろうろしていても誰も宿の客引きに寄ってこない。
子供たちも「写真をとってくれ」とか「お菓子をくれ」とかは言ってこない。

宿はあちこちにあるのが見えるのだが、道が複雑でどうしたらたどり着けるのかわからない。
仕方なくメインロード沿いで、ガイドブックに載っているシャングリラ・ゲストハウスへ荷を下ろす。
予約で一杯とのことで、ちょっと小さい4Fの屋根裏部屋しかもらえなかった。

頭が酸欠寸前の状態となってしまっていて、この部屋への階段の登りだけで、もう「くらくら」してふらついてしまう。

昼食後に、高度順応のため高台にあるシェルパ文化博物館へ登る。
空身で荷物がないのにもかかわらず、「ぜいぜい」とあえぎっぱなしで、すれ違うトレッカーから「大丈夫ですか?(Are you OK?)」と心配される始末だ。

シェルパ文化博物館に併設の写真ギャラリーはエベレスト登山の歴史もわかるようになっており、興味深いものだった。

宿に戻ってみると、日本人3人組が食堂で休んでいるところで、少し話をすることができた。
彼らはカラ・パタールへ登ってからアイランド・ピーク(6,173m)への登頂も果たしたとのこと。
性別も住所も世代もそれぞれ違っている不思議な取り合わせの3人組だった。

この宿の若主人はアイ・フォンを操り、博物館への道もグーグル・マップで教えてくれた。
どうも日系旅行社の定宿となっているようで、その後も常に日本人グループ客が滞在していた。

トイレは当然水洗だし、料理も美味しい宿だ。夕食に注文したチベット餃子(モモ)が美味しかった。

少し頭痛がでてきたが、その晩は充分眠ることができた。

2012年12月 8日 (土)

トレッキング初日(11月7日)、ルクラからモンジョ

タラ・エアーのチェックインはうまくいった。
込んでいる時期はそろそろ終わりかけているようだ。
私より遅い8:30発のチケットを持っていて、係員から待機するように言われていた中国人の若い女性も同じ機に乗り込んできた。(一人旅のようだ。)

↓ヒマラヤの見える左側で、かつ、クラッシュしても少しでも助かりそうな真ん中の席を確保。
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遠くにヒマラヤを眺めながら
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無事にルクラ空港到着
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ルクラの町(標高2,840m)を通り過ぎて
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歩き始める。

ゆるやかなアップダウンが続き、谷沿いにいったん2,600m附近まで下降する。その後は緩やかな登りが続く。

途中何箇所かあるつり橋が相当揺れるのでスリル満点で、少し怖い。
高所恐怖症だったら通過できないだろう。

天気も良く、快適に歩く。

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途中のロッジでトゥクパ(チベット風うどん)の昼食
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道はこの地域の基幹生活道なので、きちんと整備されている。
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この日は調子よく歩けたので、15:00頃予定より奥のモンジョ(2,840m)まで進むことができた。
ルクラからの歩き始めが8:30頃だったので、歩行時間は約6時間。

↓宿のモンジョ・ゲストハウス

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大きいゲストハウスで、客入りは半分もないようだった。
環境は思った以上で、共有のトイレは水洗だし、屋外だが鏡のある洗面所も一箇所ある。

部屋代200R、缶ビール400R、ポットのミルクティー250R、豆スープ付きのチキンカレー500R。
一泊二食で1,000R程度はどうしてもかかる。(1R≒1円)

夕食後はすることもなく、早々と就寝。

2012年11月 6日 (火)

カトマンズ2日目(11月6日)、最後の準備

昨日は2時頃に宿に着いた。カトマンズは19年ぶりだ。
とにかく車が多くなった。朝と夕のラッシュアワー時には通りを歩くのにも一苦労。車はマルチスズキが多い。

↓ラッシュアワー直前、夕方のひと時

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ガネッシュ ヒマールホテルはスタッフの感じ良も良く、快適だ。

↓きれいな庭があるので、通りの喧騒から戻るとほっとする

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今日はエアーチケットの受け取りとトレッキング届(許可カード取得)の手続きだ。
まず観光局内にあるカウンターでカード取得。

ネパールのお役所相手では申請にてこずるだろうと思っていたが、あっさりとノークレームで取得できた。要するに手数料さえ入ればそれで良いのだろう。(個人の場合は30USD相当額)
ネパール・ルピーで払ったのだが100ルピー≒100円未満のおつりはくれない。
あの端数は誰の懐に入るのだろうか。

カード申請に並んでいる人たちは欧米人がほとんどなのだが、なかに中国パスポートを持った若い人がいたのには驚いた。中国本土の人も自由にトレッキングを楽しむようになってきているようだ。

取得したTIMSカード(申請書だけでなく、このカードも自分で書かされた。)

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その後、日系の旅行社ヒマラヤン・アクティビティーでエアーチケットの受け取り。
うれしいことにお昼近く発だったフライトが早朝7:45発になっていた。

昼食はチベット風焼きそば(140ルピー≒140円)

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昼食後に非常用の薬品を購入。ネパールでは処方せんなしでも医薬品を売ってくれる。

これですべての準備が完了した。
明日のフライトが順調にいくのを祈るだけ。

2012年11月 3日 (土)

準備完了、いよいよ出発

いよいよ出発だ。明日午後、関西空港へ移動し、TGの深夜便でネパール入りする。

今回の計画はカトマンズから飛行機でルクラへ飛び、エベレスト街道の西隣りの谷を詰めてゴーキョ・ピーク(5,357m)へ登り、その後エベレストのひとつ南の谷にあるチュクン・リ(5,559m)へも登ろうという、実質行動日が21日間という我ながら壮大なものだ。

加えて飛行予備日がどうしても必要なので、カトマンズでの休養日を含めて、日本からの出入りではエアー・チケットの限度一杯の1ヵ月を見込んでいる。

昨年は11月に悪天候が続き、カトマンズ~ルクラ間のフライトが長期欠航となりえらい事になったようだ。

荷物の方は、昨日からとりかかって、ようやく整理できた。
計量してみたところ、トレッキング中の荷物は飲料水を見込んでも10Kg程度に納まった。

パッキングで、このリュックもかなりヘタってきているのに気がついた。近いうちに買い替えだな。

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エベレスト方面は以前に行ったランタン谷より標高が1,000メートル程高いので、高度順応に気をつけながらゆっくりトレッキングする予定だ。

最新の現地情報では好天が続き、ルクラへのフライトも順調とのことだ。
ただ、宿がどこも混みあっているらしい。

エベレスト方面の現地ではブログを更新できそうもないので、カトマンズに戻って時間に余裕があれば更新しようと思っている。

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