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2014年3月

2014年3月26日 (水)

3D映画を初体験

昔々から3D映画はあったのだけど普通の劇場映画として見られるようになったのは最近になってからだ。映画館へは永らく足が遠のいていたので、3D映画も今まで見る機会がなかった。

この度、2014年のアカデミー7部門を制覇したゼロ・グラビティを見てみようと、重い腰をあげて久々に映画館へ。

宇宙空間のことは詳しくないのだが、細部にこだわった映像はさすがだ。ストーリーはこの際どうでも良い、結末は最初からわかってしまう。

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ただ、凝りに凝った映像は確かにすごいのだけど、視聴する環境が追いついていなくて、それを生かしきれていない。
3D効果を生かして映像のリアル感を出すのには、そもそも映像の物理的な質が高くなくてはいけないと思うのだが、デジタル映写の解像度、コントラスト、ともに不満だった。

今や4K画質のテレビが家庭に入ってくるようになってきていて、7インチのタブレットでさえフルHD(≒2K)のディスプレイを装備するようになってきている。そうしたように民生機器の方はどんどん進化してきているのに、映画館などのプロ用の機材は更新しきれていないのではないだろうか。

ソニーのプロ用プロジェクターのホームページをチェックしてみると、2009年発売のものがいまだに現役だ。その仕様をみてみると画素自体は4Kなのだが、3D投射を一台で行うと解像度は2Kに落ちてしまうとのこと。つまり4K画素の半分ずつをそれぞれ左眼用右眼用に割り振っているので、左右足しても同一時間軸では2k解像度にしかならない。何十メートルもある映画館のスクリーンと7インチのタブレットが同じ解像度なのだ。

一方家庭用プロジェクターはすでに4K解像度になっていて、実売価格は70万円をきっている。

映画館は消防法によって映写時でも照明を完全には落とせないが、家庭だと完全暗黒で映写ができる。その違いもあるので、この家庭用プロジェクターで映画を見れば、並みの映画館の画像クォリティーを上回るのは確実だろう。

2014年3月23日 (日)

雪山ハイキング

高気圧がやってきて降水確率0%の天気予報となったため、23日の日曜日に去年に続いて取立山(1,307m)へ雪山ハイキング。

朝の8時頃にふもとの駐車場についたのだがほとんど満車、なんとか隙間に潜り込んだ。福井、石川ナンバーに混じって関西方面のナンバーもちらほら。

東山いこいの森付近の林道は一度除雪されているのだが、3月に入ってからの降雪が20cmほど積もっていた。

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1時間30分ほどで尾根に到達。風もなくおだやかで、ハイカー達も残雪の春山を満喫していた。山スキー派が1/3、スノーシューズ派が1/3、なにも無し派が残り1/3ぐらいだ。

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尾根に出てしまえばルートの勾配はゆるいので楽に進める。去年はなかった雪庇がまだ残っている。

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出発から2時間半ほどで取立山頂上に到達。今回は雪の状態が良くて登り易く、去年よりタイムが良かった。黄砂の影響もなくて雪は純白。

白山の展望もクリアー、中央下部の人影は大長山(1,671m)へと更に進んでいくパーティー。

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取立山頂上でもほとんど無風で、白山を眺めながら余裕でのんびりと昼食をとることができた。

2014年3月12日 (水)

キューバ音楽

私がまだ10代の頃、西暦で言うと'60年代になるが、その頃の日本の流行音楽は今と違っていて演歌を除けばジャンルの垣根が低く、世界各地のポピュラー音楽を取り込んでいた。

歌謡曲にもラテン歌謡というジャンルが存在し、片言だけどスペイン語のいくつかのフレーズは日本人の耳にも馴染んでいた。歌手の芸名にもスペイン語が使われていたぐらいだ。そのへんの詳しい解説はこちら

日本オリジナルのラテンリズムであるドドンパも生まれた。

東京の赤坂ではキャバレーが隆盛を誇り、ラテン音楽のライブが連夜行われていたようだ。

 

そうしたかつての東京のナイトライフのことは裕次郎とか小林旭が活躍していた日活映画の中でしか知らないのだが、私が20代の頃までは住んでいる田舎町にも生バンドが出演するキャバレーが確かに存在していた。

日本のラテン歌謡の元をたどって行けばキューバ音楽にたどり着く。
キューバのハバナはフィデル・カストロ達による革命達成以前は世界に冠たる歓楽都市で、ラテン音楽のショウ・ビジネスが全盛を誇っていた。

有名なハバナのキャバレー "Tropicana"の映像を今見ると、その豪華絢爛さに圧倒される。

もし当時の"Tropicana"に行くことができたとしたら、いったいどういう服装をしていけば良いのだろうか?

革命により歓楽街は無くなったけれど、依然としてキューバはラテン音楽の中心地であり続けている。無料の音楽教育制度もあり、ミュージシャンの層が厚い。
日常の中にさりげなく音楽があるのがすごいね。

 

エアー・カナダがハバナへ飛んでいるので一度は行ってみたい。

2014年3月 6日 (木)

菜の花のパスタ

麺類が好物なので昼食にはパスタをよくつくる。
もらい物のニンニクが沢山あるし、手短につくれるのでもっぱらペペロンチーノをベースにしたやつだ。
つくるにつれて、ニンニクの炒め具合やスパゲッティの茹で上がりにソースの完成を合わせるタイミングもわかってくるようになった。

それもあってか、この度夕食時にパスタをつくるようご下命があった。
目指すはペペロンチーノをベースに菜の花と生ベーコンを加えたスパゲッティだ。

検索するとレシピは山ほど見つかるのだが、それぞれ微妙にやり方が違っていて、これだという決定版がない。

仕方なく適当に作ってみたところ、仕上げのタイミングもうまく合って、我ながら上手くいった。味の方もまずまず好評だった。

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