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2016年4月

2016年4月25日 (月)

Net bookのメインテナンス

 ハードやソフトに一部制限があるものの、安価なミニノートPCとして一時期出まわっていたのが通称Net bookだ。今回ある人からそのNet bookのメインテナンスを頼まれた。ものは富士通製でCPUがATOM N475(1.83GHz、シングルコア、2スレッド)、メモリー1G、OSがWindows7 Starter、2012年モデルだが当時でも相当貧弱な代物だ。

 まずはウィンドウズのアップデートと思い、チェックしてみると2年間もアップデートされていない。そのまま更新プログラムの確認をやってみたのだが数時間かかっても作業が終了しない。確認作業中は物理メモリーも使い切っているし、ハードが貧弱すぎて良くないのだろうと考え、一旦作業を中止して、不要なプログラムを削り、デスクのデフラグもやってみた。その後“更新プログラムの確認”を再開してみたのだが、状況に変化なく延々と確認作業が続いていつまでたっても終わらない。

 つい最近のことだが、自分が使っているノートPCでも更新作業がいつまでも終了しないという現象に見舞われたのだけど、一晩放置しておいたところなんとかアップデートできたということがあった。

 これといった次の手もないので、とにかく更新作業をさせたまま放置することにした。以降変化がないか時々チェックしながら経過を観察したところ、2晩と3日めにしてようやく「163個の更新プログラムがあります。」と表示されるようになった。

 ダウンロードを行い、現在それらを順次インストールさせているのだが、2時間ほど経過してようやく20個程がインストールできた状況だ。この調子ではインストールさえも丸1日はかかりそうだ。

 Windows7も発売開始からもうすぐ7年、アップデート関係も相当に複雑になってきていて更新作業のトラブルがいろいろと起きているらしい。累積したアップデートファイルはサービスパックにまとめてもらいたいのだが、7のメインサポートがすでに終わり、Windows10に移行してもらいたいMSとしてはそんなつもりはないのだろうね。

2016年4月21日 (木)

クレジットカードが不正使用される被害に

 カード会社から突然に電話があり、私のカードが不正使用されているのでいくつか質問したいと言ってきた。

 詐欺の一種で「私から個人情報を聞き出そうとするのだろうか?」とちょっと身構えたのだが、私以外には当該カード会社しか知り得ない情報を持っているし、私の暗証番号を確認したいということでもない。不正使用が疑われる使用履歴に心当たりがあるかどうかを確認されただけで、「心当たりがない。」と返事すると、カードを無効にするとのことだった。

 もう何十年もクレジットカードを利用しているが、こんなことは初めてだ。ウェブ上でその不正使用の履歴を確認したところ、どうもオンラインゲームの決済に使われたようだ。とりあえず実害は発生せずに済み、その不正使用の履歴も数日後には削除されていた。

 「便利と危険は隣り合わせ」だということはわかっていたつもりだったが、今回はあらためて実感した。普段の日常生活ではクレジットカードは使わなくても済ませることができるのだが、旅行するのにはどうしても必要なのでリスクがあるとはわかっていてもカードは手放せない。カード会社の履歴情報をまめにチェックして自衛するぐらいしかない。

2016年4月14日 (木)

年末年始のエアーチケット

 例によって連れ合いから「年末年始時のチケットを探すように」とのご下命があった。

 行き先はジャワ島のジョグジャカルタが第1候補。エアーアジアがまずまずの料金を出していたのだが、様子を見ているうちにスケジュールが変更されて途中での乗り換えが不便になったうえに、料金も高くなってしまいあきらめた。

 第2候補に浮かんだのがマレーシアのマラッカ。クアラルンプールから陸路で簡単にアクセスできるし、日本からクアラルンプール行きは便数が多くて何かと好都合だ。

 調べて見るとその時期の割引運賃を発表して売り出している航空会社はそれほど多くない。3月の時点で関空かセントレア発着という条件内で絞り込まれたのがベトナム航空とエアーアジア。料金はベトナム航空が4.8万、エアーアジアが4.3万だった。

 これで手を打つかどうかしばらく考えてみたのだが、原油価格が下落したことで特別燃油加算(サーチャージ)を4月から無料にするという航空会社が次々と出てきた。

 ベトナム航空もエアーアジアもウェブサイトではサーチャージについて「上げるとも下げるとも」何も告知してなかったのだが、チケット購入は4月まで待ってみることにした。

 4月になって両社の運賃を再チェックしてみたところ、ベトナム航空は1.4万も下がって3.4万円、エアーアジアは変わらずの4.3万円となった。これでベトナム航空に決まり。

 ベトナム航空のクアラルンプール便は途中乗り換えが必要なのだが接続は良好だし、LCCと違って食事も受託手荷物も無料だ。ただし、今回の運賃は一番安い“スーパーディール運賃”なので、日程変更はもちろんキャンセルもできない。自社のマイレッジサービスであるロータスマイルさえもまったく加算されない。

 仕方ないよね。年末年始のピーク時期に3.4万は超格安だ。ベトナム航空にはこれからもこうした安い運賃を提供してもらうことを期待したいのだが、全日空がベトナム航空に出資して業務提携を進めることが発表されている。来年の今頃は果たしてどうなっているのやら。

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2016年4月11日 (月)

台北、食べ物

 台北の旅の楽しみといえば中華料理。今回は一人旅なのでもっぱら小吃(シャオチー)と呼ばれる軽食系のものを食べ歩いてきた。小吃は小皿で供されるので1人だけの食事でも3皿ぐらいは注文できるし、その中のひとつに野菜系のものを取れば、バランスも良くなる。

丸林魯肉飯にておかず三皿、ご飯、ビール1本で計270元≒945円Dscn9502_009

京鼎小館にて小籠包180元≒630円Dscn9531_010

丸林魯肉飯にておかず三皿、ご飯、ビール1本で計265元≒930円Dscn9540_011

アンバサダーホテルの高級店“粤菜庁”にて点心3品、ビール2本で計1,078元≒3,700円Dscn9545_012

七十二牛肉麺にて清燉牛肉麺160元≒560円Dscn9552_013

喫飯食堂にて料理3品、ご飯、ビール1本で600元ぐらい≒2,000円Dscn9562_014

 台湾での不思議は大勢で食事をしていてもローカルの皆さんはアルコール類をまったく飲んでいないこと。ビールを飲んでいるのは私だけだ。

 とはいっても、泊まっていたホテル近くに並ぶ屋台では夕方からテーブルにビールを並べてがんがんとやっていたのだから、客層の違いなのか・・・・・?。

2016年4月 9日 (土)

台北漫遊

 名古屋でのコンサートのついでにセントレア空港からLCCに乗って台北に出かけてきた。

 台北はこれで3回目なのだが1人旅では初めて。往路のタイガーエアーはガラガラに空いていて搭乗率は3割程度だと思うが、あれだけ空いているフライトは初めてだった。

 3月末前後は日本人には忙しい時期でたいていの人にとっては旅行する余裕はあまりないのだけど、セントレア空港で台北路線を持っているLCCが3社もあるというのは経営上厳しいのかもしれない。

 今回の旅の目的地は台北だけで、同じホテルに4連泊の日程だ。前回は家族旅行だったので、長距離を徒歩で移動しようとすると家族から非難ごうごうとなったのだが、今回は好きなように歩き廻られた。

 とにかく今回は台北を歩いた。一度に歩いた最長距離は直線にして6Km、寄り道しながらだったので実距離にすると10Km近くだろうか。はき慣れたスニーカーだったのだが、最後には左足にまめが出来てしまった。

 台北の街も場所によってがらりと表情を変える。飲食店が密集している中山区はまるで新宿のようだし、大安区にある敦化路という大通りは中央に緑地帯が2つもあってうらやましいほどゆったりとしている。活気に溢れる市場や昔日の面影を残す問屋街も面白かった。

文昌廟Dscn9505_007

路地の古アパートDscn9507_006

台北北門郵便局Dscn9516_003

台北大学付属病院Dscn9518_004

大同区の朝市Dscn9547_008

敦化路Tonkaro

 タバコ工場一帯をリノベーションして、ギャラリーやホテルに再開発した“松山文創園区”という新しいスポットはなかなか興味深かった。ショッピングセンターには台湾各地から農家が直接出店しているスペースがあって、良く工夫された農産物加工品が売られていた。

松山文創園区、奥は伊東豊雄氏設計の“松山台北文創ビル”Dscn9530_005

 今回の台北滞在は実質4日と少しぐらいだが、台北も大都会なのでそれぐらいではとても探検しきれない。また機会があれば行ってみたい。

2016年4月 6日 (水)

テデスキ・トラックス・バンド 名古屋公演

 行ってきました、名古屋市公会堂でのコンサート。海外ロックバンドのコンサートは生まれて初めて。客層は20代から私のような60代まで幅広い。

 定刻どおりにメンバーがステージに登場し、そのまま演奏に突入。思うまもなく私の席の前の連中が立ち上がって、まったくステージが見えなくなった。仕方なしにそのまま終盤まで私もスタンディング。どうせなら椅子のない全席スタンディングの方が良かったね。

 このバンドはツインドラムにホーンセクションも入っての大所帯バンド、ファンクからブルース、ロック、カントリーと曲目の構成も多彩だ。

 スーザン・テデスキのライブでのボーカルは張りがあって迫力もある。曲目はわからないけどブルースをしみじみと歌ったものがとても良くて、彼女のボーカルを見直した。旦那のデレク・トラックスの神業プレイも冴えていた。この人の奏法は独特で、映像で演奏シーンのアップを見ても、どうやって弾いているのか素人目ではさっぱりわからない。

 主要メンバーも各自ソロ演奏をやったのだけど、バックコーラス隊のMike Mattisonという人がステージ中央に出てきてソロで歌ったのが素晴らしい迫力だった。この人バックコーラスではもったいない。もう何曲か聞きたかった。

 音響の方はといえば、音圧は圧倒的なのだがボーカルが歪っぽい。ロック系のコンサートというものはあんなものなのだろうか。家でブルーレイ(クロスロード・ギターフェスティバル)を再生した方がまとまりの良い音が聞ける。細部はともかく、田舎住まいでは味わえない良い経験だった。

 今度は東京で良さそうなコンサートがあれば、高速バスで車中2泊の強行弾丸ツアーを敢行しようかなと思ってはみても、まあそんな根性はありそうもない。

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