音楽 Feed

2021年6月10日 (木)

Marvin Gayeの名曲"What's Going On"

 "What's Going On"はソウル音楽の名曲中の名曲であり、今も幾多の歌手がカバーして、歌い継がれている。

 アップルTVのドキュメンタリー映画「1971:その年、音楽が全てを変えた」を見ていたらこの歌が取り上げられていた。(第1話は無料)

 今の今まで知らなかったのだが、この曲はベトナム戦争への反戦の意思をメッセージするために作られている。マービンの弟がベトナム戦争に従軍し、その影響を受けて生み出されたものだとのことだ。

 テンポも軽快だし、ボーカルも軽めなのでそんな社会性のある歌だとはついぞ思わなかった。そうした由来も知らずにただ気軽にこの歌を楽しんでいた自分の不明を恥じいるばかり。

 音楽ビデオを探してみると最近作成された新しい映像にこの歌をのせたものを見つけた。マービン・ゲイのオフィシャルビデオだ。アメリカ社会の現状を問いかけるものとしてこの歌が用いられている。今もなお、この歌の持つ社会性は消えていないようだ。

 このビデオの冒頭、水道栓から茶色の水が流れ出るシーンはミシガン州フリントでの水道水汚染問題をとりあげているもの。

 歌詞を和訳してくれているサイトはこちら

2021年4月12日 (月)

さよなら文化会館

 福井市文化会館が3月末で閉館となった。1968年の完成からたった53年でお終いとはあまりにももったいない、解体すればゴミの山が出るだけだしね。同じホールでもNYのカーネギーホールは1891年開業とのことだからもう130年だ。耐震基準をクリアできないにしてもちょっと残念すぎる。最近は文化会館へ足を運ぶこともなくなっていたけど、かつてはコンサートや演劇に度々出かけた私にとっては思いで深いホールだ。

 中でも一番印象に残っているのがアメリカの歌手"ホセ・フェリシアーノ‟のコンサートだ。時期はといえば多分70年代前半、ギターのリズムで聴衆を乗りに乗らせてくれた。今でもあの時の感覚は忘れられない。

 彼は1945年生まれで現在は75歳。エンターテイナーの大御所として今でも元気に活躍しているようだ。

2021年2月13日 (土)

追悼、チック・コリア

 今月9日に亡くなったとのニュースが流れた。つい最近もBS放送で元気に演奏するのを目にしていたというのに、本当に残念だ。

 2008年のコンサートが収録されている映像で故人を偲びたい。

2021年1月19日 (火)

Crossrads guitar festival 2019

 エリック・クラプトンが主催するギター音楽の祭典が"Crossrads guitar festival"、1999年から不定期に開催されていて、2019で6回目となる 。

 2004からはBSでの放映を欠かさずチェックしていて、2010と2013はブルーレイソフトも購入した。2019が開催されたことは知らなかったのだが、ブルーレイソフトがリリースされているのを見つけた。ただし、日本では2枚組5,518円と少しお高い。

 アマゾンUSAを探してみたところ本体17.98USDに送料10.48USDで、計28.46USDだった。迷わず発注し、3週間ほど経過した1月15日にようやく到着した。

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 私にとって注目すべき出演者はボニー・レイット。69歳(当時)にしてこのフェスティバル初登場だ。常連バディ・ガイも83歳(当時)の年齢を感じさせず颯爽とプレイしているし、ロス・ロボスはもう悪ジジイ全員集合の敬老バンドのような・・・。

 元気な老人達を筆頭に中堅、若手が一堂に会する音楽祭はいやはや何とも楽しい。

2020年12月24日 (木)

海外で活躍するロック・ミュージシャン

 海外のロックバンドでアジア系のプレイヤーを見かけることがある。「日本人だろうな」と思って調べてみると、やはりそうだということが多い。

 浮き沈みの激しいロック界、まして海外で楽器ひとつで食べていくというのは大変なことだろうと想像するのだけど、ものともせずに挑戦する若手ミュージシャンがこれからも出てきてほしいものだ。

 そうした中の4人をご紹介。

 L.A.拠点に活躍するベーシスト、Yuki "Lin" Hayashi

 シンプリー・レッドのギタリストでロンドン在住、鈴木 賢司

 ネヴィル・ブラザーズでギタリストだった福田マクニ

 ニューオリンズ在住のキーボードプレイヤー、Keiko Komaki

2020年11月18日 (水)

東京アングラ文化、浅川マキ

 “アングラ”という言葉はもう聞かないのだが、70年代頃は都会のアングラ文化に憧れた。今でいえば“サブカル”に近いのだけど、当時の“アングラ”はカウンターカルチャーの要素が大きかった。

 田舎住まいの身でそうした文化を感じるには地元の映画館でATG系統の映画を見るぐらいしかなかった。音楽の方ではアングラの女王と呼ばれた浅川マキが気に入ってLPを何枚か買い込んだりしていた。

 浅川マキはアメリカのブルースやゴスペルを自身で翻訳して日本語で歌い、オリジナル曲も作った。日本的な情念を感じさせる唯一無二のスタイルを確立してライブ活動を続け、2010年に67才で亡くなっている。今でもひそかな人気が続いていて在りし日のライブ公演を記録した映画が上演されたりしているようだ。

 彼女の出身は現在の石川県白山市、隣の小松市からは同時代のロックバンド“めんたんぴん”が出ている。 

2020年11月10日 (火)

“サラ・ボーン”北欧ライブ

 “ミスティー”といえばジャズボーカルのスタンダード曲でいろんな人が歌っているのだが、大御所である“サラ・ボーン”の北欧ライブ映像があった。
 昔から北欧で録音されたJAZZの名盤は多いのだが、こうした映像まで残されていたとはちょっと驚きだ。
 当時契約していたマーキュリーレコードが撮影していたものと思われる。古いフィルムなのにノイズもなくとても鮮明だ。

 歌う前の彼女のトークはちょとはにかんでいるようでたどたどしいのだが、いざ歌に入ると別人のように変身する。まるで可憐な女学生がいきなり妖艶な年増女性になるような・・・。

 その歌声には圧倒される。

2020年8月25日 (火)

"Sting” live at Olampia Paris

 発注していたブルーレイディスクがスイスより到着、パリのオランピア劇場で2017年に収録されたやつだ。収録時のスティングは65才、ジーンズにプレーンなTシャツだけのお姿なのだが、いやはやカッコ良すぎる。

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 舞台であるオランピア劇場はシャンソンで有名なのだけど、想像していたよりこじんまりとしている印象を受ける。彼の集客力からは不釣り合いなのだが、このホールにこだわりがあるようだ。曲の合間のトークでもエディット・ピアフ、イブ・モンタン、シャルル・アズナーブルの名前を挙げていた。

 その一人であるイブ・モンタンのオランピア公演。曲目は「枯葉」。「しぶい」ということではスティングもちょっと敵わないよね。もうあと10年。

2020年6月 6日 (土)

英国よりブルーレイ・ディスクが到着

 4/19に発注した音楽ソフトがようやく到着した。発送したとの連絡があったのが4/21なので到着までに46日間もかかったことになる。

 遅れるとは思っていたが、航空便なのにここまで時間がかかるとは・・・。世界の物流は酷いことになっている。

 音楽ソフトはアシッド・ジャズのバンド“Incognito”のライブ。

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2020年4月22日 (水)

Santana "Corazon Live From Mexico"

 引きこもり生活のお供にブルーレイ・ディスクを発注、サンタナが2013年12月に開いたライブコンサートが収録されているやつだ。会場はバンドリーダー・カルロスのルーツであるメキシコ。

 演目もゲスト・ミュージシャンもラテン色全開で、いつもとは違う雰囲気。ゲストが歌うものは知らない曲がほとんどなのだが、聴衆が実に楽しそうで、こちらも引き込まれてしまった。

 その中の一曲をご紹介、妖艶なお姉さま方3人の競演だ。舞台裏ではどんな火花が散っているのだろうか。

 音はロスレスのDTS HDサラウンドだし、映像もくっきりカラフル。それでいてお代は2,378円と格安だった。(+CDの2枚組)

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