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2016年12月

2016年12月21日 (水)

ハイレゾ音楽ソフト

 ハイレゾのパッケージ音楽ソフトと言えば“SACD(スーパーオーディオCD)”というのがあることは知っていたのだが、再生できるハードも持ってないし、ハイレゾ自体にも興味がなかった。

 ところがブルーレイディスクの音楽ソフトを探していたところ、音声だけを収録した“ブルーレイ・オーディオ”と呼ばれているパッケージソフトがあることを見つけた。

 ブルーレイディスクは元来映画をパッケージにして販売することを目的に開発されているのだが、映像データを格納しないようにすると、膨大なデータ量のハイレゾ音声が格納できるようになる。普及している普通のブルーレイプレイヤーで再生できるので、再生環境のハードルも低い。どういうことか、ヨーロッパで普及してきているらしい。

 私の場合、5.1サラウンド再生の環境があるので、好奇心も手伝いついついそのブルーレイオーディオディスクを買ってしまった。ノルウェイ本拠の“2L”というレーベルのもので、タイトルは“Quiet Winter Night”

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 音声は5.1チャンネル、DTS HD Master、24bit/192KHzで収録されている。中身はニューエイジ・ミュージックと言っても良い静かな曲調の北欧ジャズで、女性ボーカルが爽やか。SN比が良くて澄みきった音との印象を受ける。

 ヨーロッパらしく、教会のホールでライブ収録されていて、写真を見ると演奏者の中心に5本のマイクを立てて録音している。このディスク、レビューでの評価も高いので、オーディオ好きなら持っていて損はない。

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 北欧ジャズといえば、日系の“Yukimi Nagano”というボーカリストが活躍している。

2016年12月16日 (金)

Alabama Shakes 名古屋公演

 行って来ましたZepp Ngagoyaでのコンサート、入り口で500円のドリンクチャージを徴収されて入場。ロビーバーでビールを注文し、飲みながら客を観察すると20代後半から30代ぐらいの人が多くて、私のような60代の老人はごくごくわずか。5月に行った“テデスキ・トラックス・バンド”とは相当に客層が若い。

 予定より少し遅れてバンドが登場、“Don't Wanna Fight”から始まった。 リード・シンガー兼ギタリストであるBrittany Howardのヴォーカル・パフォーマンスが圧倒的にすごい、例えて言えば“アレサ・フランクリン”がギターをかき鳴らしながら歌いまくっているような感じだ。楽曲はどれもソウル色が濃厚で、私の好み。2時間たっぷり楽しみました。

2016年12月11日 (日)

買い物は続く

 今度はAMAZONのFire TV Stick、セール中で3,730円だった。届いたパッケージは黒とオレンジの配色がきれいでなかなか洒落ている。Dscn0372_010

 Stick本体は本当に小さい、小振りのチョコバーぐらい。もう使っていない昔の無線LAN子機を引っ張り出して比べてみるとちょっと大きいだけ。Dscn0374_011

 これだけ小さいのに無線LAN通信機能を持ち、AMAZON VIDEOをフルHD解像度で出力できる。YouTubeやNetflixもOK。

 早速にTVにセットしてビデオを視聴してみると、1080Pの解像度でスムーズな映像が出てくる。色乗りや音質もまずまずで、一般家庭のTVで利用するには充分な性能だ。

 自分のPCでフルHD解像度の映像をスムーズに再生できるようになったのは8年前、落雷のせいで全損したミドル・タワー型のPCを大金かけて作り直してからだ。今も現役で使っているその馬鹿でかいPCだが、その性能を小さなボディのStick型端末が軽々と超えてしまっている。電子機器の進歩はすさまじい。

 フランスでは出版文化を守るために反アマゾン法が成立したらしいのだ、私はと言えば段々とアマゾンに絡めとられるばかり。

2016年12月 6日 (火)

アメリカの若いYouTuberに好感

 最近“Josh Turner”という若いギタープレイヤーをチャンネル登録して彼の音楽を楽しんでいる。基本はアマチュアだと思うのだが、ブルーグラスからブルーズ、ジャズまで幅広いジャンルの曲を楽しそうに演奏していて好感が持てる。(彼のチャンネルはこちら

 彼は20歳前後だと思うけど、昔々のスタンダード曲をたくさん取り上げている。日本では昔の流行歌謡と今のJ・POPとの間は断絶してしまっているのだが、アメリカでは連綿と受け継がれて、旧い音楽に新しい命が吹き込まれているのだなと実感する。

 1931年に発表された“All of Me”

  1953年発表の“Cry Me a River”、女性のボーカルリストがこれまた若いのだけど味のある声をしていて、うっとりとしてしまう。

2016年12月 3日 (土)

またまた買い物、ヘッドフォンアンプを購入

 先月に購入した小型のDAC(デジタル/アナログコンバーター)だが、PCのサウンドチップが原因で本来の性能が出し切れないことが判明した。今のPC環境ではUSB経由でデジタル音声データを取り出す方が良い結果が得られるとの結論になった。

 そこでまたしても買い物、今度はちょっと本格的なUSB-DAC機能を持つヘッドフォンアンプだ。こうした機器は上を見れば切りがなく、SONYの最上位機は20数万円もする。

 今回買ったのはAmulechという新潟の小さなメーカーの製品、型番はAL-9628D。“無線と実験”というマニアックな雑誌で高評価を受けていて、お値段は本体が14,500円、送料が600円。

 届いたものを開封してみるとハイ・アマチュアが趣味で自作したようなボディーで、質感はあまり高くないのだが、さっぱりしていて悪い感じはしない。外観より中身で勝負なのだろう。ネット上のレビューを見てみると、値段が何倍もするような高級機に負けない音がするとの評価もちらほら。

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 そんな高級機と比べた場合の音質の違いは私には分からないだろうけど、とりあえずPCに接続して、アナログ出力をデジタルアンプに入れ、卓上のスピーカーで音を出してみた。前回のテストに使ったカヤグムの演奏を再生してみると、アタック音が生々しくなり、ダイナミックレンジが広がる。弱音時に音が減衰していく余韻が心地よい。

 ヘッドフォンではちょっと低音が薄い感じがするのだが、それがニュートラルなバランスなんだろうな。

 再生ソフトのfoobar2000でMP3やWMAの曲を倍の88.2Khzにアップサンプリングするように設定している。アップサンプリングさせたところで音の違いが分かるはずもないのだが、せっかくの機能なので。

 このDACの導入でヘッドフォンの出番が増えそうだ。あまり使っていないオーディオテクニカのATH-A900を引っ張りだして修理した。ハウジングを支えるアームが折れてしまっているのをアルミテープで再補強。これで当分使えそうだ。

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